3日連続でスタジアムが熱かった。ゴール裏のホームのファンたちは熱狂的で、少数派のアウェーのファンも負けていない。この観客が作り出す雰囲気は、ワールドカップをはるかに凌駕(りょうが)していた――。先週末、ドイツ・ブンデスリーガ(1部リーグ)の開幕戦の取材へ行った。金曜の5日夜から日曜の7日まで。計3戦を取材したが、何がすごかったかというと、場内の雰囲気だ。■殺気だった空気の中にファミリームード
ケープタウンのグリーンポイント・スタジアム。座席によっては、屋根の向こう側にテーブルマウンテンが見える 【宇都宮徹壱】 大会23日目。この日からしばらく決勝当日まで、ヨハネスブルクの拠点を離れる。前夜から徹夜で何とかコラムを書き上げ、同宿の先輩同業者たちとタクシーで空港へ。そこから空路でジョージに向かい、さらにレンタカーでケープタウンまでおよそ5時間のドライブである。なぜ、直接ケープタウンに向かわなかったかというと、どの便もすでに満席だったからだ。今大会は決勝ラウンドに入って以降、飛行機と宿の確保が本当に難しくなっている。同様のことは、もちろんサポーターにも当てはまるわけで、ジョージ行きの便には、少なからぬアルゼンチンのサポーターたちの姿を見かけた。 それにしても準々決勝あたりになると、各国サポーターの数は自然と絞られてくるものだが、アルゼンチンやドイツのサポーターの数は、むしろ増えてい
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