日に日に緊張が高まる北朝鮮情勢。アメリカをはじめ、世界各国の反応は即座に報じられるが、北朝鮮の本音や狙いはヴェールに包まれている。 そんな中、本日発売の『週刊現代』9月16日号で、平壌の朝鮮労働党幹部のインタビューが掲載されている。インタビュアーはこれまで何度も北朝鮮のスクープ情報を報じ、労働党幹部への取材も行ってきた近藤大介記者。ここに、その幹部との一問一答の一部を公開する。 日本はもちろん標的である ――この夏、「火星12型」(中距離弾道ミサイル)、「火星14型」(ICBM=大陸間弾道ミサイル)など、北朝鮮はなぜ頻繁にミサイル実験を繰り返すのか?それらは本当に日本へ向けたものなのか? 「わが国が見据えているのは、アメリカだけだ。わが国の目的は、1953年に朝鮮戦争の休戦協定を結んで以降、64年間にわたって続いている戦争状態を終結させるべく、アメリカと平和協定を締結することだからだ。 だ