インターネット上に個人情報を不正入手するための「フィッシングサイト」を開設したとして、熊本県警は30日、不正アクセス禁止法違反容疑で大阪府豊中市の中学3年の男子生徒(14)を検挙したと発表した。同法改正(今年5月施行)で、フィッシング行為が処罰対象となったが、検挙は全国初という。 フィッシングは実在する企業などを装った偽サイトを設け、パスワードなどを入力させだまし取る行為。熊本県警によると、男子学生は今年6月ごろ、ドイツにあるサーバー経由で、会員制コミュニティーサイトのログイン画面と誤認させるサイトをインターネット上に開設した疑いが持たれている。近く熊本地検に同法違反容疑で書類送検する。任意の調べに対し「こういうことができると示したかった」などと供述しているという。少年は「他にもサイトを作った」と供述しており、余罪を追及する。 熊本県警によると、インターネットでフィッシングサイトのプログラ