福岡県警は12日、博多署の会計関係書類や郵便切手などを捨てたとして、公用文書毀棄(きき)などの疑いで同署会計課主任の男性職員(35)を書類送検した。男性職員は減給6カ月(100分の10)の懲戒処分を受け、同日付で辞職した。 県警によると、男性職員は部下の女性職員(27)に一方的に恋愛感情を抱き、「女性が担当する書類がなくなれば、自分に相談してくるため、気を引けると思った」などと供述している。 調べでは、男性職員は昨年5‐6月に5回にわたり、女性が署内で管理していた会計関係書類や簡易記憶媒体1本、郵便切手1400枚(11万6000円)をごみ箱に捨てた疑い。記憶媒体に個人情報はなかった。 この女性の書類などが頻繁になくなるため、不審に思った上司が、男性職員に問いただし、発覚した。県警は監督責任を問い上司3人を口頭厳重注意処分にした。 =2009/02/13付 西日本新聞朝刊=