パキスタンで、国連の支援で行われている感染症のポリオの予防接種活動の担当者らを狙った銃撃事件が相次いで、この3日間で12人が死亡し、パキスタン政府はイスラム過激派組織の犯行とみて警戒を強めています。 19日昼すぎ、パキスタン北西部の町チャルサダで、ポリオの予防接種活動を行っている人たちを乗せた車に何者かが銃を発砲し、2人が死亡したほか、北西部の都市ペシャワールでも19日午前、予防接種を行っていた22歳の男性が銃撃されて死亡しました。 パキスタンでは、18日も南部の都市カラチでポリオの予防接種活動を行っていた男女5人が殺害されたほか、ペシャワールでも18歳の女性が銃撃されて死亡するなど、この3日間で犠牲者は12人となりました。 一連の事件を受けて、WHO=世界保健機関は19日、パキスタン政府と協力して今週から全国で行っていたポリオの予防接種活動を打ち切ったと発表しました。 ポリオは世界の多く