「高校教師」「家なき子」など話題のドラマを数多く世に送り出した脚本家、野島伸司氏(57)が初めてアニメ作品を手掛けることが8日、分かった。 野島氏が原案と脚本を務めるオリジナルアニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」。来年1月に日本テレビ系などで放送がスタートする。 物語は、10代の少女たちが悩みや不安を抱え、おのおの葛藤しながらも成長していく姿を描いた、野島作品の真骨頂ともいえる群像劇。 野島氏はここ数年、常にコンプライアンスを念頭に置いてドラマの脚本を執筆しなければならない現状を明かした上で、「僕のような物書きは翼をもがれた感覚で、より自由度の高い場所を模索していました」と告白。 そんなタイミングで同局から「アニメ業界以外の才能を入れたい」「野島氏がアニメのフィールドの中でどう輝くのか見たい」とオファーされ、受諾。「アニメの世界を描く場をいただき、本当に久しぶりに楽しかった」と振り返る