富士通は20日、独立行政法人の理化学研究所と共同開発した次世代スーパーコンピューター「京(けい)」が最新のスパコンランキングで世界1位になったと発表した。日本のスパコンが首位になったのは2002年6月から04年6月まで首位だったNECの「地球シミュレーター」以来となる。 同スパコンは、1秒間に1京回(1京は1兆の1万倍)の計算速度を実現し、12年秋の実用開始を予定している。09年11月に行われた政府の行政刷新会議の事業仕分けで、蓮舫行政刷新担当相(当時)が「世界一になる理由は何があるんでしょうか、2位じゃだめなんでしょうか?」などと詰め寄り、事実上凍結の判定を受けたものの、後に予算が認められた経緯がある。蓮舫氏、自民・片山氏の「スパコン1番は」追及に「知らない」と白旗 正解は中国
ダイハツ工業は14日、欧州市場の乗用車販売から13年1月末に撤退すると発表した。欧州で販売台数が低迷しているうえ、欧州の排ガス規制が12年から強化され、新型車の開発の採算悪化が避けられないため。日本の自動車メーカーが欧州市場から撤退するのは初めて。ダイハツは10年1月に販売不振だった中国市場からも撤退しており、今後の海外展開は販売が好調なインドネシア、マレーシア市場に注力する。 ダイハツは1960年代に欧州に進出、現在もドイツやフランスなど10カ国で販売している。販売台数は07年の5万8600台が00年以降のピークとなったが、08年のリーマン・ショックを引き金に販売台数は減少に転じ、10年は1万9300台に落ち込んだ。海外販売台数に占める欧州の割合は07年の16・3%から10年は5・3%に下落していた。 ダイハツは販売減による採算悪化に対応するため10年8月以降、欧州向けの車種を5車種から
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