尼崎市内のJR宝塚線の踏切で3月、自転車に乗っていた高校1年の山内美輝さん=当時(16)=が快速電車にはねられ、死亡した事件で、美輝さんの母千恵子さん=尼崎市=が8日、弁護士を通じて、神戸新聞社などにコメントを出した。美輝さんが亡くなってからは「毎日が苦しみの連続」だったとし「私たちの悲しみは永遠につづく」と無念をつづっている。 兵庫県警は今月、オートバイで並走しながら美輝さんの自転車を足で押して踏切に進入させたなどとして、自動車運転処罰法違反(過失致死、無免許)の疑いで友人の無職少年(17)を逮捕した。 千恵子さんは少年について「逮捕されたと聞いて、やっと少しだけですが前進したという気持ち」とした。一方で「息子は帰ってきません。少年をきちんと罰して欲しい」と結んでいる。 【千恵子さんが弁護士を通じて出したコメントの全文は次の通り】 さる12月3日、警察の方から少年が逮捕されたと聞