「リアル・クローズ」の一場面。左端のえれなさんが着るブラウスやスカートは通販で買える=関西テレビ提供 俳優が身につけた服やアクセサリーが、放送と同時に番組のホームページで購入できるという仕掛けの連続テレビドラマが、13日からフジテレビ系で放送される。通販会社やファッション業界と手を組んだ、この新手の放送ビジネスには他局も注目している。だが、番組と広告との境界があいまいになりかねないと指摘する声が上がっている。 ドラマは関西テレビ制作の「リアル・クローズ」。服には興味がなかった百貨店に勤務する主人公が、女性服売り場の担当になったのを機に、センスと仕事の腕を磨いていく物語だ。配役には、主役の香里奈さん、能世あんなさん、えれなさんの3姉妹や加藤夏希さんら10〜20代の女性に人気のモデルが並び、メーカー側と打ち合わせた服装で出演する。 放送で彼女らが登場すると番組のホームページが更新され、服
在京キー局5社の2008年9月中間決算が出そろい、日本テレビ放送網とテレビ東京が赤字に転落、フジ・メディア・ホールディングスを除く4社が営業減益になった。各社とも広告主の業績悪化の余波でテレビCM収入が落ち込んだのが響いた。その一方で、広告主にとってテレビCMは「余裕があれば出すもの」といった具合に、テレビCMそのものの広告価値にも疑問符がつき始めている。 テレ東、日本テレビが赤字転落 「自動車・食品など製造業を中心とする広告主の業績が悪化しており、変動的要素の強いスポットCMのみならず、固定的要素の強いタイムCMにも影響が出た」 テレ東は北京五輪で増収になったにもかかわらず、収支ではマイナスの3億円の赤字となった。テレビ東京の島田昌幸社長は決算説明会のなかで、番組の前後に流す「スポットCM」と番組のあいだに流す「タイムCM」の両面で思うような収入が得られなかったと指摘した。「タイムCM」
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