2008年11月03日03:00 カテゴリ書評/画評/品評Culture 書評 - アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない ジバラン。 アメリカ人の半分は ニューヨークの場所を知らない 町山智浩 滑稽で やがて悲しき アメリ哉。 ブッシュ(息子)政権下の合州国に関して書かれた本の中では、間違いなくベストな一冊。 それが、たまらなく悲しい。 本書「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」は、「ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記」の町山智浩が、アメリカの中(バークレーは「人民共和国」であってアメリカではないという意見はスルー)から見た、アメリカ。本書は主にニュースで構成されているので、あえて「現場で」とは書かない。現場の雰囲気を知りつつ、しかし現場からある程度(少なくとも銃弾が飛んでこない程度)の距離を離れていなければ、とても本書はまとまらなかっただろう。 目次 - 町山智浩の