民主、歴史的な大敗=下院で共和60超躍進−大統領、厳しい再選戦略・米中間選挙 民主、歴史的な大敗=下院で共和60超躍進−大統領、厳しい再選戦略・米中間選挙 【ワシントン時事】オバマ米政権の任期前半の評価が問われた中間選挙は2日、全米各地で投開票が行われた。経済政策を中心に高まった政権への不満が与党・民主党への強い逆風となり、下院で共和党に60議席以上の躍進を許す歴史的大敗を喫した。共和党の下院過半数奪還は4年ぶり。民主党は上院で辛くも過半数を死守したが、与野党伯仲の状況となった。 議会での優位を失ったことで、オバマ大統領は共和党の意向にも配慮した綱渡りの政権運営を強いられる。2012年の次期大統領選に向け、新たな実績づくりを思い通りにできないなど、厳しい再選戦略を余儀なくされる。米議会に上下両院の「ねじれ」が生じるのは5回目で、01年以来。 米メディアによると、全435議席改選の下院で