かつての女性アナウンサーは、一定の年齢に達すれば退社するケースも少なくありませんでしたが、近年は管理職になるケースも増えました。今年6月、テレビ朝日の役員待遇・エグゼクティブアナウンサーに昇進した大下容子さんもその1人。第一線で走り続ける大下さんに、転機や番組に臨む姿勢などについてお話をうかがいました。 【画像】大下容子さんの撮り下ろし写真 試験で芽生えたアナウンサーへの思い――エグゼクティブアナウンサーに今年、昇格されました。 大下: 辞令を聞いた時は青天の霹靂。役員待遇という意味もわからず、何も考えられませんでしたね。「みんなの目標になってほしい」と言われたので、私は現場の意見を上に伝えていくことが、自分の仕事かなと思いました。「アナウンサーとしてこういう歩み方もある」ということを会社が示したかったのかな、と今は勝手に解釈しています。 ――なぜ、アナウンサーを目指したのですか。 大下: