鹿沼市樅山町の国道293号で登校児童の列にクレーン車が突っ込み児童6人が死亡した事故で、鹿沼署に自動車運転過失致傷の疑いで逮捕、同致死容疑で送検された日光市大沢町、運転手柴田将人容疑者(26)には発作を伴う持病があり、運転免許の取得・更新時に、道交法で義務づけられた病状の申告をしていなかったことが20日、捜査関係者への取材で分かった。県警は柴田容疑者が病状を自覚しながら申告しなかった疑いもあるとみて、事故との関連などを慎重に捜査している。 捜査関係者らによると、柴田容疑者には以前から「てんかん」の持病があり、通院、服薬していた。てんかんは慢性の脳疾患で一時的に意識を失うなどの発作を起こすことがあり、鹿沼署は今回の事故との関連を慎重に調べている。 県警運転免許管理課によると、2002年6月の道交法改正以前はてんかんの診断を受けた場合は欠格事由に該当し、運転免許が取得できなかった。しかし法改正