三菱自動車工業がパリモーターショーに出展することを明らかにした「アウトランダーPHEV」。トヨタ自動車の「プリウスPHV」よりも一回り大きな車体で、同等の燃費を実現したことで注目が集まっているが、家庭用電源としての実力もかなりのものだ。 「アウトランダーPHEV」は、同社のSUV(スポーツ多目的車)「アウトランダー」を基にしたプラグインハイブリッド車(PHEV)だ(図1)。PHEVというと、トヨタ自動車の「プリウスPHV」が有名だが、アウトランダーPHEVはプリウスPHVよりも大きな車体を持ちながら、同等の燃費(複合燃費が61.0km/l)を実現したことで注目を集めている。 アウトランダーPHEVは、高速走行時以外はモーターで走行し、エンジンは主に発電に利用するが、エンジンで発電するのは走行時だけではない。停車中もエンジンで発電する「バッテリーチャージモード」という動作モードを持っている。