静岡空港を拠点とするフジドリームエアラインズ(FDA、静岡市)は11日、島根県の出雲空港と静岡空港を結ぶ定期便を来年3月25日から就航させると発表した。平成27年に就航した名古屋(小牧)-出雲線が搭乗率約70%と好調であることなどから一定数の利用が見込めると判断したもので、静岡から山陰地方への直行便の就航は初めてとなる。 陸路だと約6時間かかる本県と出雲市との間を所要約1時間で結ぶ。座席数76〜84席で1日1往復する予定で、同社は搭乗率65%、年間搭乗者数4万人を目標に掲げた。 出雲空港周辺は出雲大社や世界文化遺産の石見銀山など観光名所も多い。主な利用者は静岡から出雲への観光客を想定しており、三輪徳(よし)泰(ひろ)社長は「静岡空港はFDA発祥の地なので、大きくしていきたい。山陰地方への新しいアクセス方法なので、新しい需要を創出できるのではないか」と期待を示した。 同社は、今年10月末から