追記: その後の動きについて書きました → Let's Encryptの証明書切替周りその後 このサイトはLet's Encryptで証明書発行しているのでタイトルの件が気になったのだが、どうもあまり話題になっていない。恥ずかしながらSSL周り詳しいわけじゃないので、誤っているかも知れない。識者の意見を求む。 Let's Encryptが使われているサイトがAndroid7.1以前のバージョンで今年の9月29日以降見られなくなる可能性がある 延命策は用意されそうだが、それも来年の9月29日まで Let's Encryptのルート証明書切り替え計画に起因している Let's Encryptのルート証明書の変更 Let's Encryptはルート証明書を自身(ISRG)の認証局のルート証明書(ISRG Root X1)に切り替えようとしている。現在は、IdenTrustのルート証明書(DST
多くの人がインターネットにアクセスしない日はないという昨今、インターネットの安全性は当たり前に求められるものとなっています。そのため、大手有名ウェブサービスは常時SSL化が基本となっていますが、単にSSL化と言っても認証レベルには差があり、サイトに合わせたSSLの選定が必要です。特に近年話題になっている無償SSLは、正しく理解したうえで利用することが推奨されています。 SSLの認証レベル インターネット上の通信を暗号化するSSL(Secure Sockets Layer)サーバ証明書は、大きくドメイン認証(DV:Domain Validation)、企業実在認証(OV:Organization Validation)、EV認証(EV:Extended Validation)の3つのタイプに分類されます。その中でもドメイン認証は更に「有償タイプ」と「無償タイプ」に分かれます。 それぞれの証明
あるいは私たちがPKIについて説明し続けなければいけない理由 Web屋のなくならない仕事の一つに「SSL証明書とPKIについて説明する」というのがある。 世の中のサイトはだいたいhttps://というアドレスでつながるように出来ていて、httpsでつながるということは何らかのSSL/TLS証明書が必要だということだ。(さもなければchromeがユーザーに不吉な警告を発することになる) 証明書が必要になる度、同じ質問が繰り返される。「なんか全部値段が違うけど、どの証明書(ブランド)がいいの?」と。そして私たちは毎回困ってしまう。 エンドユーザーの立場で言えば、証明書が有効でありさえすれば、無料のLet's Encryptでも21万円するDigiCertグローバル・サーバID EVでも、Webサイトの利便性は何も変わらない。私たちWeb制作業者の立場でも、代理店契約でもしない限り、証明書そのも
A command line is a way of interacting with a computer by typing text-based commands to it and receiving text-based replies. Certbot is run from a command-line interface, usually on a Unix-like server. In order to use Certbot for most purposes, you’ll need to be able to install and run it on the command line of your web server, which is usually accessed over SSH.
1. はじめに 昨日「SSL/TLS暗号設定ガイドライン 第2.0版」が公開されました。 前回から約3年経って今回はCRYPTREC暗号技術活用委員会で検討作業が行われたようです。 普段、TLS/HTTPSの記事を書いたり発表したりしている立場上、これを見逃すわけにはいけません。 本文冒頭では、 「本ガイドラインは、2018 年 3 月時点における、SSL/TLS 通信での安全性と可用性(相互接続性)のバランスを踏まえた SSL/TLS サーバの設定方法を示すものである。」 ということなので、できたてほっかほっかの最新ガイドラインを読ませていただきました。 読み進めてみるとChangelogが細かく書いてなく、以前のバージョンとどこがどう変わったのかよくわかりません。TLS1.3とかは絶対に新しく入った内容なんですが、細かいところはどうだろう… それでも全部(SSL-VPNを除く)をざっと
「TLS暗号設定ガイドライン」は、TLSサーバの構築者や運営者が適切なセキュリティを考慮した暗号設定ができるようにするためのガイドラインです。「様々な利用上の判断材料も加味した合理的な根拠」を重視して、TLS通信での実現すべき安全性と必要となる相互接続性とのトレードオフを考慮した3つの設定基準(「高セキュリティ型」「推奨セキュリティ型」「セキュリティ例外型」)を設けており、各々の設定基準に対応して、TLSサーバで設定すべき具体的な要求設定(「遵守項目」と「推奨項目」)を決めております。 本ガイドラインは安全なウェブサイトの作り方とともに適切な暗号設定をする資料の一つとしてお使いいただけます。 なお、本ガイドラインは、暗号技術評価プロジェクトCRYPTRECで作成されました。 「TLS暗号設定ガイドライン」の内容 1章と2章は、本ガイドラインの目的やSSL/TLSについての技術的な基礎知識を
HTTPS普及のために、無料でSSL/TLSサーバ証明書を発行しているサービス「Let's Encrypt」が、運営の支援を求めてクラウドファンディングでのキャンペーンを開始しています。 Make a More Secure Web with Let's Encrypt! by Sarah Gran | Generosity https://www.generosity.com/community-fundraising/make-a-more-secure-web-with-let-s-encrypt Launching Our Crowdfunding Campaign - Let's Encrypt - Free SSL/TLS Certificates https://letsencrypt.org/2016/11/01/launching-our-crowdfunding-cam
「Web担当者Forum ミーティング2015 秋」において、合同会社シマンテック・ウェブサイトセキュリティ中川 就介氏が、「Webサイト全体HTTPS化(常時SSL)の効果と実装のポイントと題してわかりやすく解説した。 すでに始まっている常時SSL化への流れ常時SSLという言葉をご存じだろうか。一般的なWebサイトでは、利用者が情報を入力するページだけはHTTPSで、トップページやログイン後のページはHTTPというケースが多い。それを、全ページHTTPS化するということだ。 銀行やECサイトではないのにそこまでする必要があるのかと思われるかもしれない。しかし、銀行やECはセキュリティ対策が進んでいるため、今は対策が進んでいないWebサイトこそがサイバー攻撃の狙い目になっている。また、クレジットカード番号やパスワードを入力させていないとしても、昨今はメールアドレス、嗜好性、cookieも保
基本は喰ってるか飲んでるかですが、よく趣味でカラオケ・PKI・署名・認証・プログラミング・情報セキュリティをやっています。旅好き。テレビ好きで芸能通 慶応義塾大学とレピダムさんで共同調査された「日本政府機関Webサイト(.go.jp)のTLS対応状況について(2015.03.04)」を大変興味深く拝見し、もうちょっと知りたいことも多々あったので、私も調べてみるかなぁと思い、今日はそのご報告を、と。 調査対象 .go.jpドメインのサイトには省庁、外局、独立行政法人、政府系のイベントで作られたサイトなどがあり、そのうちパブリックなサイトのSSLサーバー証明書の枚数は2015年3月4日時点で累計1,819枚のようでした。そのうち、ユニークなコモンネーム(FQDNもしくはワイルドーカード証明書のドメイン)の数は877ありました。 省庁、それらの外局、それらが所管する独立行政法人の数で分類すると以
1990年代から存在していたと考えられる脆弱性が新たに確認されたことが、セキュリティ専門家や報道機関により報じられています。「Factoring RSA Export Keys(FREAK)」と呼ばれるこの脆弱性が利用されると、SSL/TLS通信の際、強度の弱い暗号(RSA Export Suites)を使用させることができます。このため、強度の弱い暗号が解読されることにより、通信の盗聴、改ざんが行われる危険性があります。 ■1990年代から存在している脆弱性 この脆弱性は、1990年代から存在しています。当時、米国政府は、512ビット以下の「RSA Export Suites」をサポートしているソフトウェアを利用条件としていました。この利用条件は1990年代後半には解除されましたが、現在でもSSL/TLSプロトコルの実装において「RSA Export Suites」をサポートしているサイ
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