関連キーワード 医療IT | データ分析 | 電子カルテ 「Health Records API」を開発者に公開するというAppleの決断は、パーソナライズされたヘルスケアアプリ市場の追い風となる可能性がある。だがこの発表について専門家は、電子記録と個人の健康記録を統合させるという時間のかかるプロセスの第一歩にすぎず、プライバシー問題から相互運用性に至るまで、重大な課題が残っていると指摘する。 個人健康記録(PHR)へのアクセスに関してコントロール強化を求める消費者の声が高まる中で、Appleは大手として初めて、APIの公開に踏み切った。これは、ヘルスケアIT分野への進出を深める同社の動きの中では最新の一歩にすぎない。だがこの一歩が様相を一変させる可能性もある。 Smartpatientで最高技術責任者(CTO)を務めるウォルフラム・ケルル氏は、同社の医薬品管理PHRアプリ「MyThera