Kernel/VM探検隊はカーネルや仮想マシンなどを代表とした、低レイヤーな話題でワイワイ盛り上がるマニアックな勉強会です。fadis氏は、Wasserstein距離関数を使った「逆FM音源」について発表しました。 倍音を含む波を真似できればハードウェアから楽器の音が出せる fadis氏:こんにちは。松林です。今日は以前、「カーネル/VM探検隊@関西」でお話しした逆FM音源の改良版「Wasserstein逆FM音源」を紹介します。 「FM音源」は音楽を奏でるためのハードウェアです。世の中にはいろいろな音色の楽器がありますが、楽器の音色には共通した傾向があります。まず、どの楽器も音階に対応する周波数の基音が出ています。さらにおよそ整数倍の周波数で倍音が出ています。倍音は高い周波数のものほど早く減衰していきます。 本物の楽器と同じような倍音を含む波を、簡単な計算で真似することができれば、簡単な
おそらく多くの音楽制作機材好きが「そのうちきっと…」と思っていたであろう機材がついに市場に姿を現すことに! 近年はクローンシンセシーンの台風の目、漫画「ONEPICE」風にいえば、「クローンシンセ王に俺はなる!」と言わんばかりの勢いで中古市場で高値を付ける類のハード機材の名機クローンを発表しまくっているBehringer(べリンガー)がついにやってくれました。 なんとRoland(ローランド)が誇るベースマシーンの名機「TB-303」をクローン化した「TD-3」がこの世に降臨するというから驚きです。 Behringerが「そこ、いっちゃいます!?」的なTB-303クローンをガチ発表 ただ、”驚き”の部分でというと、先述のとおり「そのうちTB-303のクローン化はするだろう」という、機材好きからしたらある程度は頭にあったというか結構なレベルで「そこは押さえておくべきところでしょう!」なところ
ボーカルや複数の楽器で構成された音楽データを、機械学習を用いてそれぞれの音に分類したファイルとして出力する「spleeter」がGitHubで公開されています。ボーカルの声や伴奏の部分だけを抽出できるとのことで、実際に使ってみました。 deezer/spleeter: Deezer source separation library including pretrained models. https://github.com/deezer/spleeter 以下のURLにアクセスすれば、spleeterでサンプルの楽曲を分離することができます。 spleeter.ipynb - Colaboratory https://colab.research.google.com/github/deezer/spleeter/blob/master/spleeter.ipynb#scrollTo=
開催場所: 国立科学博物館(東京・上野公園)他 開催期間: 2019年12月3日(火)~2019年12月15日(日) 開館時間: 午前9時~午後5時(金・土曜は午後8時まで) ※入場は各閉館時刻の30分前まで 休館日: 12月9日(月) ※開館時間や休館日等は変更になる場合があります。 公式サイト等(https://www.kahaku.go.jp/)でご確認ください 料金: 博物館の常設展示入館料のみでご覧いただけます。 一般・大学生:630円(団体:510円) 高校生以下および65歳以上:無料 その他: 詳細につきましては当ホームページ上で随時お知らせいたします。 お申し込みはこちら 企画展 「電子楽器100年展」について 1920年にロシアのレフ・テルミン博士により発明された「テルミン」。世界初の電子楽器と言われるこの楽器が登場して100年の間に電子楽器は技術的な革新を重ねてきました
アメリカのベンチャー企業、Artiphon(アーティフォン)が開発した、Artiphon INSTRUMENT 1(以下、Artiphon)という楽器をご存知ですか?これは楽器を弾いたことがない人でも演奏できることを目指した、新しい発想の楽器で、PCやiOSデバイスにも接続できるからDTM用途にもピッタリというもの。またMPE MIDIというMIDIの新しい規格に対応したデバイスでもあるのです。4年前、クラウドファンディングサイトのKickStarterの楽器部門でもっともお金を集めたプロジェクトで、TIME Magazineの年間最優秀発明賞の1つに選ばれるなどしているので、すでにご存知の方も多いかもしれませんね。 見た目はMIDIギター風であり、それに近い使い方も可能ではありますが、もっとさまざまな用途でいろいろ使える面白い電子楽器で、アメリカなど海外ではすでに発売されており、結構多く
最新ラインナップは特設Fenderブランドサイトにて 安いFenderと高いFender、結局どの辺が違うのか!? 先日発表・販売開始した「Playerシリーズ」も含め、税込販売価格50,000円未満のお手頃な価格のものから、一生モノと言える高価なものまで幅広いラインナップを誇るFender(フェンダー)ブランドのギター。 しかしながら、ストラトキャスターやテレキャスター等、パッと見は同じ形をしているのに、何でモノによっては桁が違う程価格が異なるのか? これまで書籍やネット等で、 「メキシコ製のものはパーツがUSA製のものと共用だからコスパ良いらしいよ」 「最近のUSA製はダメだよ。日本製のフェンダーは下手をするとUSA製よりも作りが良くてしっかりしてるよ」 「いやいやフェンダーといえばUSA製!他は別物だよ」 等々、色々な情報/噂が出ていましたが、実際のところはどうなのか!? というわけ
マサチューセッツ工科大学(MIT)のコンピューター科学人工知能研究所(Computer Science and Artificial Intelligence Laboratory、CSAIL)は、音楽を演奏するムービーから特定の楽器の音を分離する人工知能(AI)システム「PixelPlayer」を開発しました。このシステムを使うと、ムービー上の演奏者をクリックするだけでその楽器の音だけを抜き出したり、音量を調整したりできるようになるとのことです。 The Sound of Pixels http://sound-of-pixels.csail.mit.edu/ 「PixelPlayer」はムービーに映っている楽器をピクセルレベルで識別したり、その楽器に関連付けられた音を抽出したりすることができます。人間が追加で操作することなく映像と音楽を同時に解析・同期し、映像の中で演奏している人と音声
Fenderといえば、エレクトリックギターで有名な楽器メーカーだが、ギター学習に使えるアプリ「Riffstation」も展開している。 そのデスクトップアプリ(macOS、Windows)がこのほど無料で使えるようになった。 ・正確なコードを表示 馴染みのない人のために説明すると、RiffstationはMP3やCDの曲をロードすると、自動解析してコードを教えてくれるというもの。 ギターに限らず、楽器をやる人は曲を“耳コピー”することがあるかと思うが、耳コピーがいつも正確とは限らないし、またそのレベルに至っていない人もいるだろう。そんなとき、Riffstationではコードを見られるので、安心してその曲に取り組めるわけだ。 ・マイペースで練習 しかもRiffstationでは曲のテンポを最大25%遅くしたり、キーやピッチを変更したりすることもできる。スローペースで始めて、次第にオリジナルの
ギターやベースにキーボード、ドラム……、みなさんは楽器の練習ってどのようにしてますか? 譜面を見ながら弾いたり、人に教えてもらったり、ネットを見ながらだったり、いろいろだと思いますが、やっぱり好きな曲に合わせて、それが弾けるように練習することって多いですよね。でも、耳コピにせよ、譜面を見ながらにせよ、一気に全曲弾くのは難しいので、フレーズごとに練習したり、難しいところだけを繰り返し練習するのではないですか? そんなフレーズ練習に最適なiOSアプリをヤマハが無料で提供してくれることになりました。Kittarという名前のアプリが、それ。手持ちの楽曲をイントロ、Aメロ、Bメロ、サビ……のように自動でフレーズごとに分解してくれ、練習したいフレーズだけを繰り返し再生したり、そこだけをゆっくり再生するなど、楽器練習のために便利な機能がいろいろと用意されているのです。 フレーズ練習するためのiOSアプリ
ドイツのプラグインソフトウェア・メーカーのSugar Bytes。以前に、元Native Instrumentsのプログラマーにより開発された、緻密なサウンドを簡易的に作り出すことのできるSugar Bytesの全ソフトがパッケージングされたSugar Bundleを紹介しましたが、このSugar Bytesから新たなソフト「Obscurium」がリリースされました。 シンセサイザーとステップ・シーケンサーが一体となったObscuriumは、同社の特徴でもあるユニークなユーザインターフェイスで、スケール、和音やシンセシスをコントロールして、クリエイティブなサウンドを生み出すことができます。 出典:YouTube Obscuriumは、複雑なサウンドの生成に特化しているので、ユーザインターフェイスは決して分かり易いとは言えませんが、シーケンスのランダマイズや、2つのシーケンサー間でのパラメー
何人かのメンバーで集まってセッションをする。そんなことが日々できたら楽しいですよね。とはいえ、バンドのメンバーを集めるのは大変だし、そもそもメンバー全員のスケジュール調整をしたうえでスタジオ予約もして……なんてことになると、多くの社会人にとってなかなか現実的なことではありません。 そんなところに「ベースとドラムなら自動で演奏しちゃうよ!」という、ちょっと魔法のような機材が登場しました。DigiTechというアメリカの会社が発売した『TRIO Band Creator』(以下、TRIO)です。ギタリストの演奏に合わせてベースとドラムがセッションしてくれるのです。 文章で説明する前に、いつものようにROLLYさんに試してもらったので、まずは以下のビデオをご覧ください。 このビデオでは何が起きていたのか、理解できましたか? 最初にROLLYさんが「ジャンジャンジャンジャン、ジャンジャンジャンジャ
あなたに最適な一台はこれ!クリエイターのニーズを捉えたコントローラで人気のNovation用途別ガイド 多彩なラインナップで幅広いクリエイターから指示されるNovationのMIDIコントローラ。昨年東京で開催されたRed Bull Music Academyの各スタジオにもNovationのコントローラが常設されていて、グローバルレベルでの人気を伺うことができました。Novationのコントローラは、クリエイターが望む機能をしっかり搭載しているので、初心者でも安心して使用できます。でも、初心者の方は、何をセレクトしていいのか分からないですよね?そこで、Novationのコントローラのなかでも人気を集めるLaunchシリーズを3つの用途に分けて紹介します。 自宅スタジオでストレスなく制作できる統合タイプ 自宅スタジオでは、なるべくストレスなく効率的に制作できる環境が求められます。これを実現
海外記事のご紹介です。作曲家の青木征洋さんがおすすめしていた記事を、拙訳でご紹介させていただきます。立体感のあるミキシングを組み立てる上で、とても参考になる記事です。全5回でお送りします。今回は第1回目です。 前面から奥行きへの広がり――いわゆる立体感は、優れたミックスを生み出すのに不可欠です。これがよく作り込まれていれば、リスナーは、まるで眼前からスピーカーが消え、アーティストの生演奏を聴いているかのような臨場感に没入できるでしょう。 立体感や奥行き感を出そうと思うと、しばしば直感的にリバーブへと手を伸ばしたくなりますが、これは必ずしも最善の手段とは言えません。リバーブは濫用すると、多大な空間的領域を占有し、それぞれの楽器やボーカルが本来持つ音を引き立てるのに残すべき余地がなくなってしまうのです。 幸運なことに、立体感を生み出す優れた方法は、リバーブの他にもいろいろあります。そうしたテク
soundropeの読者の皆さんは、マスタリングについてどういうイメージをお持ちでしょうか?難解でオーディオマニアの微調整なイメージをもつ方もいるのではないでしょうか。 制作した楽曲が世の中に出るまでには、録音・ミックスなどの工程を経ますが、世に出す前の最後の仕上げがマスタリング。本来は量産用のマスターを作成する工程で、その中で音量や音質・曲間を調整する作業も行います。1990年代から機材の進歩と共にマスタリング技術も進化し、同じ音量でどれだけラウドに鳴らせるか競う音圧戦争なんていうものも起きました。 今日紹介するのは、そんなマスタリングをクラウドベースで自動的に行うサービス(なんてニッチな…)=LANDR。ローンチは去年だったので既に名前をご存じの方もいるでしょう。LANDRはカナダのMixGenius社が開発しており、エレクトロニカ系のベテランアーティスト=Pheekや、PCDJの元祖
Ambient Works Book 1 - ソロ楽器のための12曲から構成されるアルバム。環境自体を作るようなインスタレーション的なアンビエントを、サウンドデザイナーのような立場からではなく、あくまで音楽家の立場から、人力演奏の一発録り1トラックで作り上げた12曲。 - CDアルバムPreludes for Piano Book 1 - ポストヒューマニズムによる伝統的形式の再解釈 - 音楽家・松本昭彦による1stフルアルバム「Preludes for Piano Book 1」。 本作は楽曲ごとに12種類の全く異なる作曲技法を試みたピアノ前奏曲集であり、ピアノ以外の楽器は一切使用していない純粋なピアノ音楽である。 個々の楽曲に通底するものはポストヒューマニズムの志向であり、従来の人間の感覚的特性や身体的特性が暗に導いている音楽的制約を取り払い、コンピューターの演算能力を借りることで、生
高音質と優れたデザインで高い評価を受けるヌーネイバーオーディオエフェクツは、米カリフォルニア州サンタアナに拠点を構えるエフェクター・ブランド。特にリバーブやエコーなど空間系エフェクターが人気となっているが、今回新たに登場した「スレイト」は、内部エフェクト・プログラムを何度も書き換えることができる、画期的な製品だ。ウェブ上からダウンロード可能なペダル・カスタマイザー・ソフトウェアを用い、さまざまなエフェクトに変更することができる(USBケーブル付属)。 デフォルト・セッティングはウェット・ステレオ・リバーブで、具体的にはクローマ・ステレオ・コーラス、エシュロン・ステレオ・エコー、シマー・リバーブ、インフィニティ・ホールドに書き換えが可能。さらにインプット/アウトプットともステレオ対応で、エクスプレッション・ペダルも2個接続することができる。また、ペダル上面に一般的なインク・マーカーでデザイン
アナログの名機がデジタルで復活、Rolandが新シリーズ AIRA TR-8 / TB-3 / SYSTEM-1 / VT-3 を発表 » ハードウェア(楽器) [編集] Roland が先月中旬から名機復活を予感させるティーザーを公開して注目を集めている新しい電子楽器シリーズ AIRA の4機種がついに正式発表されました。 現時点ではグローバルサイトの roland.com と US サイトの rolandus.com に製品ページが開設されていて、日本サイトの roland.co.jp には情報がありません。 [追記] 2014/02/17 日本語製品ページが開設されていました。 » Roland - AIRA series :: 製品>検索結果 Rhythm Performer TR-8 Touch Bassline TB-3 PLUG-OUT Synthesizer SYSTEM
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