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ブックマーク / business.nikkei.com (19)

  • 「寛容」とは優しさではない。外部を取り込むための方便だ

    「寛容」とは優しさではない。外部を取り込むための方便だ
  • 24時間、店員ゼロで売り上げを伸ばす古着店

    24時間、店員ゼロで売り上げを伸ばす古着店
  • 『宇宙兄弟』から見る、リモートワーク万歳な人、苦手な人

    オフィスをなくせば、会社は家賃や通勤費の負担を減らすことができ、働く人も通勤時間を節約できます。「これを機に働き方をリモート中心に変えて、オフィスを縮小しよう」という方針を打ち出した会社も多数ありました。 しかし、話はそれほど単純ではない、と私は思っています。 なぜなら、環境や刺激に対する感じ方は、人それぞれ違うからです。つまり、リモートワークの環境を「効率的で便利」と捉える人もいれば、「孤独で不安」とか「刺激が少なくて退屈」と感じる人もいます。 ストレス理論をベースに研究されたFFS理論で現状を考察すると、日人のなんと約30%前後が、コロナ禍でのリモートワークに何らかのストレスを感じている、と考えられます。しかも、リモートワークでストレスを感じる理由は、個性によって異なります。 こうした個々の状況を考慮せず、一律にリモートワーク中心の働き方に切り替えてしまえば、どうなるでしょうか。生産

    『宇宙兄弟』から見る、リモートワーク万歳な人、苦手な人
  • 「心理的安全性」と「安心できる」はずいぶん違う

    組織を率いるには、自分とは異なる個性の人を側に置くことが必要(異質補完)。リーダーとなる人は彼ら彼女らの強み、弱みを理解して、力を引き出そう、ということです。宇宙兄弟とFFS理論(開発者:小林 惠智博士、詳しくはこちら)を通して、個性を理解し、チームとして強くなる方法を見つけるのです。 チームビルディングについては様々な考え方があり、書籍が出版され、ウェブでも大量の情報が流れていますが、やはりこれも、人気コミック『宇宙兄弟』から、分かりやすく学ぶことができます(書籍の仕掛け人であるこのマンガの初代編集者、佐渡島庸平さんのインタビューを参照。「コルク佐渡島氏『みんないいアイデアに1度しか触れない』」「『自分を嫌いな上司』の真実が分かる」)。 連載も『宇宙兄弟』をFFS理論を通して学んでいくのですが、今までとはちょっと違った角度から考えてみたいと思います。 我々日人が、「いいチーム」に必

    「心理的安全性」と「安心できる」はずいぶん違う
  • 「本を置いたら客層が変わった」 静かに広がる“配本のない書店”

    「止まらない離れ」「街から屋が消える」……。暗い話が目立つ出版業界だが、そんな“衰退論”を覆そうとする人々がいる。顧客がに出合う場を変え、出合い方を変え、出合う意味までも根から考え直す。そこには他業界にとっても価値がある、人口減時代に生き残るマーケティングのヒントがある。 2020年1月31日~2月1日の2日間、東京・二子玉川駅直結の商業ビルに挟まれた半屋外広場「二子玉川ライズ ガレリア」が、大勢の人でごった返した。建物の間を冷たい風が吹き抜ける中にもかかわらず、来場者は昼から夜まで途絶えない。目当てにしているのは、その場に集まった40店の「屋」だ。 このイベント「二子玉川 屋博」は、二子玉川の蔦屋家電を中心とする実行委員会が、独自の選書や販売の工夫で知られる全国の書店の協力を経て初めて実現したもの。出店者はブックオフコーポレーションが展開する「青山ブックセンター」のような有名

    「本を置いたら客層が変わった」 静かに広がる“配本のない書店”
  • 失敗→次の策で挽回、小林製薬のブランド育成術

    かつてないスピードで経営環境が変わる現在、新しい事業を生むには未知の領域に踏み出し、挑戦し続けるしかない。しかし、新たな挑戦に失敗はつきもの。挑戦の過程で起こる失敗にくじけることなく、成功につなげた例は多数ある。日経ビジネス3月2日号特集「失敗が事業を育てる」では、そうした事例から、失敗を成功に変えることのできる強い組織を紹介した。そのうちの一つが数多くのヒット商品を生み出している小林製薬だ。 ブルーレット、サワデー、熱さまシート──。耳に残るキャッチコピーとともに数多くのヒット商品を生み出してきた小林製薬。だが、10年ほど前は発売直後しか売れない商品が増えていることに頭を悩ませていた。 そこで2013年に就任した小林章浩社長は、新商品の時期にだけ売れるのではなく、長期にわたって売れ続けるブランドやカテゴリーの育成にかじを切った。その育成の過程では、商品や販促施策に失敗があっても、じっくり

    失敗→次の策で挽回、小林製薬のブランド育成術
  • 投資の神様バフェット氏がM&A成功のために必ずすること

    投資の神様バフェット氏がM&A成功のために必ずすること
  • 暇すぎる老後が生む「ネットクレーム」と「正義マン」

    「『しょうばい』ってどんな字を書くか分かるか? 笑って売る、『笑売』だよ。俺はお客様なんだよ。おたくは商売をしてるんだろう。だったら、こっちが笑顔になるような対応をしないといかんよな」 国内のある製造業の男性は、クレーム対応に追われた高齢客D氏のことが忘れられない。事の発端は不良品。お客様相談室にかかってきた電話口の声は、多少乱暴な言葉遣いではあったが、確かにその説明からは欠陥商品の可能性が疑われた。会社側は新品の交換を申し出たが、D氏は自宅までわび状を持ってくるよう要求して譲らなかった。 ここまでの展開なら、よくあるクレームとも言える。対応したこの製造業の男性自身にも似たような経験がある。しかしながら、これまでの経験との違いにぞっとしたのは、D氏の自宅を訪れ、応接室に案内されたとき。壁には、数十通を超える「わび状」がまるで表彰状のように飾られていたのだ。 自宅などを見る限り、“謝罪文コレ

    暇すぎる老後が生む「ネットクレーム」と「正義マン」
  • 「時代」を共有できない時代に、文化は成り立つか?

    (前回はこちら) 前半では、「エレキの若大将」を通して、夢のような理想に現実味を感じられた、高度経済成長期についてお話をうかがいました。 押井:「エレキの若大将」で思い出すのはそういう時代のことなんだよ。昔の映画を見るとその時代を思い出す。そういう意味では便利な装置でもあるんだよね。でもそれを同時代で見てない人間にとってはナニモノでもなかったりするわけ。そこがいわゆる「古典」とは違うんだよ。時期限定というか世代限定。それが映画の宿命と言えば宿命なんだけどさ。 連載の最初におっしゃっていた「映画は時代の記憶装置」ですね。 押井:そういう「時代を思い出す映画」はみんな思い当たる節があるはずだよ。僕にとっては「エレキの若大将」だったり怪獣映画だったりするものが、もうちょっと下の人間にとっては「ガンダム」だったり「エヴァ」だったりするわけでしょ。いずれも普遍的なものではあり得ない。でももっと生々し

    「時代」を共有できない時代に、文化は成り立つか?
  • シニア労働力の幻想 現場の本音「正直、足手まとい」

    事件」は訪問介護の現場で起きた。 2019年8月、自宅で介護サービスを受けていた後期高齢者の男性が、60代の男性スタッフのA氏に故意に押し倒されるトラブルが発生した。利用者の男性にケガはなかったものの、一歩間違えば惨事になりかねない出来事。A氏が働く訪問介護サービス事業者の社長は、ただちに事実関係の調査に乗り出した。 介護の現場での虐待は社会問題となっている。厚生労働省によると、養介護施設従事者などによる虐待件数は年々増加し、2017年度は510件と前年度から約13%増加。主な原因は、典型的な人手不足の職場で働かされ、たまっていくスタッフ側のストレスであるといわれている。 ただ、A氏と面談したカウンセラーは、そうしたストレスによる虐待は、人手不足の解消を急ぐあまり“介護の現場にすぐには適応できない職員”を無理やり雇用している側にこそ責任がある、と考える。 当事者の口から出た意外な理由 問

    シニア労働力の幻想 現場の本音「正直、足手まとい」
  • 年明け早々、山手線のトイレを数えて「SDGs」について考えた

    年明け早々、山手線のトイレを数えて「SDGs」について考えた
  • チームワーク至上主義の誤解と「ONE TEAM」の奥義

    ワールドカップ ラグビー日本代表はカッコよかった。鍛え抜かれた強靭(きょうじん)な肉体と自分たちを信じる力。当にカッコよかった。「どこの国籍だかわからないヤツらばかりで、応援する気がしない」「見た目がね…」とディスっていた人も、きっと感動したはず(参考 「世界最低レベルの外国人受け入れ寛容度、ニッポンの末路」)。 しょっぱなから個人的な話になってしまうけど、父がラグビーを大学時代にやっていたので子供のときからゲーム観戦に連れていかれたり、私の母校が花園にも出場するラグビーの強豪校だったたりしたのでワールドカップは最初から見る気満々だったけど、ここまでのめり込むとは……自分でも驚いている。 録画したゲームを繰り返し見ても飽きないし、スコットランド戦の後半20分を見るたびに勇気がでる。よし、頑張ろう! まだまだできる!とやる気スイッチが押されるのだ。 いかなるスポーツの祭典も私たちに感動と勇

    チームワーク至上主義の誤解と「ONE TEAM」の奥義
  • 革新的理論の礎となった「貧困の経済学」

    スウェーデン王立アカデミーは14日、2019年のノーベル経済学賞を米マサチューセッツ工科大学(MIT)のアビジッド・バナジー教授(インド出身)、共同研究者でありである同エスター・デュフロ教授(フランス・パリ出身)、そしてマイケル・クレーマー米ハーバード大学教授(米国出身)の3氏に授与すると発表した。貧困削減に貢献する経済学とは、どのようなものだろうか。2013年6月17日に日経ビジネスオンラインに掲載した、元東京大学教授の澤田康幸アジア開発銀行チーフエコノミストによる貧困研究の歴史とその展開に関する解説を再掲載する。関連して、稿に登場するダロン・アセモグル米マサチューセッツ工科大学(MIT)教授へのインタビューも同時に再掲載する。 「貧乏」というと、自分には縁遠い話と感じる読者がいるかもしれない。たとえば、1984年のバブル初期に発売され、ベストセラーとなった渡辺和博の「金魂巻」を覚え

    革新的理論の礎となった「貧困の経済学」
  • 低すぎる最低賃金が人手不足の真の原因

    パーソルグループのパーソル総合研究所と中央大学は2018年10月、「20年の日の人手不足数は384万人」と推計した。一方、リクルート研究所によれば、会社に籍を置きながら事業活動に活用されていない人材である「雇用保蔵者」が約400万人いるという。日の人手不足が深刻化しているのは、企業が当の意味で生産性を高めていないからではないか――。日経ビジネス3月25日号「凄い人材確保」では、そんな人手不足の真実を研究した。 生活費を考慮しない最低賃金 「低い最低賃金が人手不足を助長している」。静岡県立大学の中澤秀一准教授はそう主張する。生産性を高めるための企業努力よりも、安い人件費の労働者を活用する方が利益を得やすいため、多くの人材を浪費する非効率な仕事が減らないのだという。 法律によれば、最低賃金は「労働者の生活費」「類似の労働者の賃金」「通常の事業者の賃金支払能力」3つの要素を考慮して決めなけ

    低すぎる最低賃金が人手不足の真の原因
  • ノーベル経済学賞受賞・デュフロ教授「現場見つめて変革起こせ」

    ノーベル経済学賞受賞・デュフロ教授「現場見つめて変革起こせ」
  • 女は「ガラスの天井」、男は「ガラスの地下室」

    女は「ガラスの天井」、男は「ガラスの地下室」
  • 旭日旗を掲げた護衛艦を“歓待”した中国

    田中信彦さんの「wisdom」での連載(現在の最新版は「次世代中国 一歩先の大市場を読む」から)と、こちらの「『スジ』の日、『量』の中国」をまとめた書籍『スッキリ中国論』は、幸い多くの方からご好評をいただき、版を重ねることができました。 スジと量、という視点で日中国それぞれの社会のふるまいの底にある「当たり前」を比較する、ユニークな考察に加えて、改めて田中さんに、別の視点や考え方も含めて、日中社会の現在について筆を執っていただきたいとお願いし、不定期ですが連載を再開できることとなりました。 やや旧聞に属するが、日の海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が2019年4月21日、中国海軍の設立70周年を記念する活動に参加するため中国山東省の青島港に入港した。 韓国が拒んだ旭日旗を中国では掲揚 韓国で18年10月に行われた観艦式では、韓国政府が自衛艦による旭日旗の掲揚を拒み、日政府は艦船の派遣

    旭日旗を掲げた護衛艦を“歓待”した中国
  • 「育休復帰、即転勤」で炎上、カネカ元社員と妻を直撃

    「育休復帰、即転勤」で炎上、カネカ元社員と妻を直撃
  • 「死ぬこと以外かすり傷」ではかなわない

    幻冬舎という出版社の社長が、同社で出版している書籍の実売部数をツイッター上で暴露したことが話題になっている。 この件についての報道やネット上の反応を眺めながらあらためて思ったのは、出版界内部の反応が大きいわりに、世間一般のリアクションが思いのほか冷淡だったことだ。 おそらく、ほか一般の業界で仕事をしている人たちの中には 「出版もまたビジネスである以上、情報を公開するのは当然なのではないか」 と考えている人が少なくないのだろう。そして、そう考えている人たちからすると、見城氏が津原泰水氏の前作の実売部数を暴露して揶揄したことに激越な反応をしている出版界の人々の態度は、理解に苦しむところなのかもしれない。 理屈としては理解できる。 21世紀のビジネスの常識で考えれば、商品として市場に出した書籍の情報を、その売り主である出版社の社長が公開したことは、市場主義経済の原則からして、しごく当然な判断に見

    「死ぬこと以外かすり傷」ではかなわない
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