昨年に引き続き2度目となったJ1川崎フロンターレの、陸前高田市での復興支援活動が9月2日に行われた。支援を受ける立場である陸前高田市の皆さんはもちろん、支援をする立場にある川崎の選手たちも前向きな力を受けた1日となった。 被災地の子どもたちの力を実感した一人が中村憲剛である。前日に行われたベガルタ仙台戦の逆転負けという結果を受け、試合後の中村は険しい表情のまま無言でバスに乗り込んでいた。しかし、この日は気持ちを切り替えて支援活動に臨み「(去年と同様に)またしても子どもたちに元気をもらいました」と述べていた。また、共にボールを蹴った子どもたちに対しては「(被災地の子どもたちや親御さんが)頑張ろうと思うきっかけになるのなら、ここに来る意味はある。一緒にボールを蹴っている時は楽しいし、そういう何かのきっかけになっていればうれしい。変化が起きてくれればいいと思う」と口にしていた。 この陸前高田