今年の十大ニュース 恒例により、大晦日に一年を回顧してみる。 1・古稀のお祝いをしてもらう 満で69歳になったので、凱風館の門人たちが中心になって神戸シェラトンホテルで1年前倒しで古稀のお祝いをして頂いた。 「人生七十古来稀」である。古来稀なりの年齢になってしまったけれど、あまり実感がない。 いや、身体のあちこちにガタが来ていることはわかる。以前だったら軽々とできたことが「よっこらせ」と自分を励まさないと始められない。そろそろ「お迎え」に向けて覚悟を決めなければいけないということもわかる。なにしろ、年金受給者になったのだし、先日は神戸市から「高齢者用無料パス」の申請書が送られてきたんだから。 しかし、「人生、見るべきほどのことは見つ」というところまで達観できない。 逆である。 書斎の本棚を見上げても、「ああ、ここにあるこれらの本のほとんどを結局俺は読まずに終わるのか」としみじみ思う。読むべ