1982年、埼玉県生まれ。東京地下鉄(東京メトロ)で広報、マーケティング・リサーチ業務などを担当し、2017年に退職。鉄道ジャーナリストとして執筆活動とメディア対応を行う傍ら、都市交通史研究家として首都圏を中心とした鉄道史を研究する。著書『戦時下の地下鉄 新橋駅幻のホームと帝都高速度交通営団』(2021年 青弓社)で第47回交通図書賞歴史部門受賞。Twitter @semakixxx News&Analysis 刻々と動く、国内外の経済動向・業界情報・政治や時事など、注目のテーマを徹底取材し、独自に分析。内外のネットワークを駆使し、「今」を伝えるニュース&解説コーナー。 バックナンバー一覧 首都圏では2010年開業の成田スカイアクセス線以来13年ぶりの大型新線となる、東急新横浜線の日吉駅~新横浜間と相鉄新横浜線の新横浜駅~羽沢横浜国大駅間が18日、開業した。新線開業で浮上した問題とは。(鉄
相鉄新横浜線・東急新横浜線が3月18日に開業し、新横浜駅で報道関係者向けの初列車撮影会が行われた。新横浜駅での営業初列車は、同駅5時8分発の浦和美園行。相鉄21000系「相鉄・東急新横浜線開業記念号」を使用して運転された。 相鉄新横浜線・東急新横浜線が開業。新横浜駅での営業初列車に相鉄21000系「相鉄・東急新横浜線開業記念号」が使用された 「相鉄・東急新横浜線開業記念号」は留置き列車としてすでに4番ホームに入線していた。使用車両の21000系は8両編成で、東急線内は目黒線直通用として登場した車両。新横浜駅5時8分発の営業初列車は東急目黒線・東京メトロ南北線を含めて各駅停車として運転され、埼玉高速鉄道に乗り入れる。浦和美園駅の到着時刻は6時39分となっている。 隣の2・3番ホームには都営三田線の車両6300形が入線していた。営業初列車に続いて新横浜駅を5時21分に発車し、東急目黒線から都営
相鉄新横浜線・東急新横浜線の開業を前に、相鉄グループ公式YouTube・特設サイトにて、相鉄・東急直通線開業記念ムービー「父と娘の風景」が3月16日に公開された。オダギリジョーさんと山崎天さん(櫻坂46)が父娘役で共演している。 相鉄・東急直通線開業記念ムービー「父と娘の風景」を公開 相鉄新横浜線・東急新横浜線は3月18日に開業し、相鉄線・東急線の相互直通運転が開始される。これを記念し、制作された相鉄・東急直通線開業記念ムービー「父と娘の風景」は、「“25人のオダギリジョー”と“25人の山崎天”で父と娘の12年間を描く、50人ワンカット映像」に。オダギリさんは娘を見守る父親役、山崎さんは新たな春へ踏み出す娘役を演じた。 監督はフィルム・ディレクターの柳沢翔氏。ハナレグミの名曲「家族の風景」をサンプリングし、PUNPEE「タイムマシーンにのって」を再解釈したコラボレーション楽曲を起用した。記
【相模鉄道・東急電鉄】相鉄・東急新横浜線がついに開業!新横浜駅からの初列車は、多くの乗客を乗せて出発<Photo report> 相模鉄道と東急電鉄の「相鉄・東急新横浜線」が2023年3月18日に開業した。 相鉄線と東急線の相互乗り入れを開始し、相鉄線の西谷~新横浜は「相鉄新横浜線」。新横浜~日吉駅が「東急新横浜線」として開業。相鉄新横浜線「羽沢横浜国大駅」から東急東横線・目黒線「日吉駅」を経由し、都心などに直通するもので、開業により相鉄本線・相鉄いずみ野線、東急東横線・目黒線に接続し、東京メトロ南北線・副都心線、都営三田線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線、東武東上線まで直通運転を行い、7社局14路線を結ぶ広大な鉄道ネットワークを形成されるほか、東海道新幹線へのアクセスが向上し、神奈川県央から東京都心部へ、都心から新横浜へのアクセスの改善が期待される。
◎ 定期運用有 ○ 可能・実施可能性高 △ 可能だが実施可能性低 ▲ 試験未実施・理論上は可能だが実施可能性低 × 不可能 東横線系統では8両編成と10両編成が存在しますが、新横浜線には10両編成のみが使用されることとなっています。これは、TASC(定位置停止装置)用の車上子設置位置が東横線・目黒線系統で異なるため、8両編成用は目黒線規格で・10両編成用は東横線規格で設置されていることが背景です。 ただし、試運転で5050系8両編成が東急新横浜線へ入線した実績があること・ホームドア開口幅が東横線・目黒線と比較して大きく設定されていることから、理論上は可能な構成となっているものと推察できます。 開業前の試運転では東急東横線を走る10両編成は全形式一度は東急新横浜線へ入線しています。 特に日中時間帯に元住吉検車区留置があった東武車は日常的に試運転が実施されている一方で、東京メトロ車・西武車は各
相鉄と東急の「新横浜線」開業で両社が結ばれ、相鉄線内でもダイヤ改正が行われます。途中の西谷から分岐する都心直通ネットワークが形成されるにあたり、本来のターミナルである横浜駅方面のダイヤはどう変化するのでしょうか。 都心直通ネットワークがさらに強化 拡大画像 相模鉄道の電車(画像:写真AC)。 相鉄本線の西谷駅から東急線方面へ直通する両社の「新横浜線」が2023年3月18日に開業し、相鉄線内でもダイヤ改正が行われます。相鉄はその詳細な改正後ダイヤを2月17日に発表しました。すでに西谷~羽沢横浜国大間を介してJR埼京線方面へ直通列車が走っていますが、そこからさらに分岐し新横浜、東急線渋谷、目黒方面にも列車が直通するようになります。 一方で、相鉄の本来のターミナルである「横浜駅に直通する列車が減るのでは?」という懸念も聞かれます。やってくる列車が西谷から羽沢横浜国大方面へ行く列車ばかりで、なかな
まずは、現状で東横線・JR横浜線経由(菊名乗り換え)で新横浜へ、というルートが基本の山手線西側エリアの場合を見てみよう。基本的には、おおむね現行運賃比でも20〜30円安くなるようだ。これは菊名での乗り換え解消によってJR横浜線の運賃136円(バリアフリー料金加算後は146円)がなくなる一方、東急線の値上げと新線の加算運賃70円とが相まって、結果的に差し引き30円前後の低減に留まるためだ。 武蔵小杉や自由が丘で東急線に乗り換えが必要なエリアだと、立川からは中央線・横浜線経由(八王子乗り換え)で814円(加算後824円)に対し、南武線・新横浜線経由(武蔵小杉乗り換え)だと780円。登戸からは南武線・東横線・横浜線経由(武蔵小杉・菊名乗り換え)が503円(加算・改定後551円)のところ、新横浜線経由だと菊名乗り換えの解消で475円だ。 溝の口からは田園都市線・横浜市営地下鉄ブルーライン経由(あざ
2023年は、鉄道新線の開業が相次ぎます。新春企画として、2040年ごろまでに開業予定の鉄道新線計画をまとめてみました。駅名は一部仮称です。 相鉄・東急新横浜線 2023年の鉄道新線で最注目は、3月18日に開業する相鉄・東急新横浜線(相鉄・東急直通線)でしょう。相模鉄道の羽沢横浜国大から新横浜を経て日吉に至る路線で、羽沢横浜国大~新横浜間が「相鉄新横浜線」、新横浜~日吉間が「東急新横浜線」となります。 2019年11月に開業した相鉄・JR直通線と同じく、神奈川東部方面線の一部です。 基本的な運転系統は、相鉄本線が東急目黒線と直通し、相鉄いずみ野線が東急東横線と直通します。東京メトロ副都心線、目黒線、南北線、都営三田線、埼玉高速鉄道線、東武東上線にも乗り入れるので、6社局にまたがる大型ネットワークとなります。 所要時間は、渋谷~新横浜間が25分、渋谷~湘南台間が51分、目黒~海老名間が53分
JR東海は12月16日、来年2023年3月18日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。相鉄新横浜線・東急新横浜線の開業にあわせ、早朝の時間帯に新横浜駅始発の下り臨時「のぞみ」を新設する。 新横浜駅の下り始発列車は現在、定期列車の「ひかり533号」(新横浜6時00分発→新大阪8時13分着→広島9時56分着)。今回のダイヤ改正では新横浜6時03分発→新大阪8時06分着の臨時「のぞみ491号」を新設し、土曜日と月曜日を中心に運転する。 新大阪着は品川始発の「のぞみ99号」(品川6時00分発→新大阪8時16分着→博多10時46分着)より10分早く、「ひかり533号」と比べても7分早い。 相鉄新横浜線・東急新横浜線の西谷~新横浜~日吉はJRダイヤ改正と同じ日の3月18日に開業する予定。相鉄と東急電鉄が12月16日に発表したダイヤ改正の概要によると、両者とも5時台に湘南台・海老名方面と目黒・渋谷方面か
あたらしい新横浜駅のホームは東急電鉄と相鉄の“いいとこどり”が反映されている(撮影/岸田法眼、以下同) 相模鉄道(以下、相鉄)と、東急電鉄が相互に乗り入れする相鉄・東急直通線が2023年3月に開業する。この路線が開業すると、東京メトロ、東京都交通局、埼玉高速鉄道、東武鉄道の車両も直通する見込みで、神奈川、東京、埼玉を結ぶ広大なネットワークが構築される。さらに、新横浜でつながる相鉄・東急直通線は、首都圏の交通網に革命をもたらすだろう。通勤やレジャーなどの利便性について考察してみたい。 【写真】インスタ映えしそうな東急電鉄側の新横浜トンネル * * * 相鉄は神奈川県内を走る路線だ。現在、本線・横浜―海老名間、いずみ野線・二俣川―湘南台間、相鉄新横浜線・羽沢横浜国大―西谷間、旅客輸送を行わない厚木線相模国分信号場―厚木間の4路線のみながら、1990年に大手私鉄の仲間入りを果たした。近年はい
2023年3月に開業が予定される「相鉄・東急直通線」(相鉄新横浜線・東急新横浜線)の新駅「新横浜駅」の見学会が11月24日、報道陣を招き行われた。同駅は2社共同で管理。両社それぞれイメージの異なる改札口が設けられる。また、相鉄線からの乗り入れ本数が1時間あたり最多11本、1日約100往復になるなど、運行概要も発表された。 「相鉄・東急直通線」は来年3月の開業に向け、現在、工事が進められている新路線。相鉄本線から新宿・渋谷方面へは、19年に開業した「相鉄・JR直通線」ですでに乗り換えなしで行くことができるが、東急線を経由し東京メトロや都営地下鉄などに乗り入れることで、ダイレクトにアクセスできる場所が増える。また、新幹線停車駅でもある新横浜駅までの所要時間が、二俣川駅から最速11分になるなど利便性が向上する。 平日朝は最多11本 発表された運行計画によると、相鉄線から東急線に乗り入れる1日の運
東急と相鉄の新線「新横浜線」の開業まで4か月となり、試運転も始まっています。その境界駅であり核心部、「新横浜駅」の内部が公開。この駅では3本ある線路のうち“中線”が、運行のキモになりそうです。 開業まで4か月 拡大画像 相鉄・東急新横浜線の新横浜駅(乗りものニュース編集部撮影)。 2023年3月に開業予定の東急・相鉄「新横浜線」。両者をつなぐ新線により、東海道新幹線・新横浜駅へのアクセス利便性が大きく向上するほか、横浜市中西部から都心各方面への移動も、東急とその相互直通ネットワークを介して、さらに強化されます。 その新線の核となる、東急・相鉄の「新横浜駅」の内部が、2022年11月24日に報道陣へ公開されました。すでに今月3日から乗務員による習熟運転も始まっており、取材中も東急や相鉄の車両がホームへ入線し停車していました。 新横浜駅は2本のホームに3本の線路を持つ構造。真ん中の線路は「2・
相鉄と東急電鉄は9月16日、来年2023年3月に全線開業する新線「相鉄新横浜線」「東急新横浜線」の路線カラーや駅ナンバーを決めたと発表した。 新横浜線に乗り入れる予定の東急3020系(2022年3月の報道公開)。案内表示器の「急行」と「新横浜」のあいだに「SH01」という駅ナンバーらしき記号がこの時点で表示されていた。【撮影:鉄道プレスネット】 相鉄新横浜線は西谷~羽沢横浜国大~新横浜の6.3km、東急新横浜線は新横浜~新綱島~日吉の5.8kmを結び、新横浜駅で接続して相互直通運転を行う。このうち西谷~羽沢横浜国大が2019年に開業してJR線との相互直通運転を開始。残る羽沢横浜国大~日吉が2023年3月に開業する。 路線カラーは相鉄新横浜線がほかの相鉄線と同じ青。東急新横浜線は新たに紫色が設定される。駅ナンバーは相鉄の西谷駅(SH08)と羽沢横浜国大駅(SO51)が設定済み。相鉄と東急が乗
2023年3月、「相鉄・東急直通線」が開業します。相模鉄道と東急電鉄の路線を結ぶ新路線で、相鉄沿線から都心方面への新たな直通ルートが生まれることとなります。 「相鉄・東急直通線」の関連路線を走る各社車両 開業まであと半年ほどに迫った2022年9月現在、各社からは続々と情報が公開されています。一方で、詳細なダイヤなどは現時点で未発表。車両運用がどのようになるのかという鉄道ファンが気になる点も発表されていません。 しかしながら、各社の情報や動向を見ると、開業時のことがわずかながら予測できます。現時点で判明していることを、各社の情報や推測を交えつつご紹介します。 相鉄・東急直通線は、都市鉄道等利便増進事業「神奈川東部方面線」として整備が進められている路線。東急線方面のほか、JR線と直通する「相鉄・JR直通線」の2ルートが計画されており、JR直通線ルートは2019年11月に開業しています。 相鉄・
IC通勤定期乗車券の有効区間に「西谷駅~新横浜駅」が含まれていれば、購入時に特別な申請をせずに、新サービスを利用できるようにした。定期券の発着駅が西谷以東(上星川駅~平沼橋駅間)の場合でも、有効区間に「西谷駅~新横浜駅」が含まれていれば、新サービスが適用される。 関連記事 次の「新幹線」はどこか 計画をまとめると“本命”が見えてきた? 西九州新幹線開業、北陸新幹線敦賀延伸の開業時期が近づいている。そこで今回は、新幹線基本計画路線の現在の動きをまとめてみた。新幹線の構想は各県にあるが、計画は「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」として告示されている。これと費用便益比、各地のロビー活動の現状などから、今後を占ってみたい。 ドラえもんがつくった地下鉄は公共交通か? ローカル線問題を考える 『ドラえもん』に「地下鉄を作っちゃえ」という話がある。のび太がパパのためにつくった地下鉄は公共
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く