(CNN) 英国の児童書を実写化した映画「ピーターラビット」が公開早々、食物アレルギーの子を持つ親や支援団体から非難を浴びている。 問題視されているのは主人公のウサギ、ピーターとその仲間が宿敵のマクレガー氏と繰り広げる闘いのエピソード。同氏がキイチゴの一種、ブラックベリーのアレルギーだからと、ピーターたちがブラックベリーを投げ付ける場面がある。 マクレガー氏は苦しみ出すが、自分で治療薬を注射してようやく助かるというストーリーだ。 これに対し、重いアレルギーの子を持つ親たちがツイッターで次々と懸念を示し始めた。一部の親が同作品のボイコットまで呼び掛ける事態を受け、製作会社のソニー・ピクチャーズは「配慮が足りなかった」と謝罪する声明を出した。 専門家は「これほど深刻な問題を笑い話にするのは無責任で危険。食物アレルギーは死を招くこともある」と指摘する。アレルギーの子どもが学校で脅されたり、身体的