授業でやってる『道』の冒頭のシーンの続き。 ここでのダイアローグなんだけど、ポイントはやはりローザの存在。 近所の女性がジェルソミーナに近づいて来て言う。 - Te ne vai, Gelsomina? (行くのかい、ジェルソミーナ?) そこでジェルソミーナは「Parto. Me ne vado. 」(出発よ。行くわ)と答えるのだけど、そのときのト書きに「con stonata baldanzosità 」という指示がある。baldanzoso という形容詞は「自分を信じて、将来を恐れないこと」。そんな「自信と大胆さ」baldanzosità はしかし、どこか「stonato」( 調子っぱずれ)でなければならないわけだよね。 そんなジェルソミーナは、女性に「Dove vai? 」(どこに行くの?)と聞かれて、こう答える。 - Vado in giro, a lavorare. Vado a