寺田農、「本当にひどかった」若手時代。酒、ケンカ、遅刻…高倉健さんとの初対面は「ニンニクと酒の臭いがすごい状態で」 1968年に映画『肉弾』(岡本喜八監督)で毎日映画コンクール男優主演賞を受賞し、映画『無常』(実相寺昭雄監督)、映画『冬の華』(降旗康男監督)、映画『ラブホテル』(相米慎二監督)など多くの作品に出演してきた寺田農さん。 一癖も二癖もある超個性的な名匠たちに愛され、絶大な信頼を寄せられる存在に。映画『天空の城ラピュタ』(宮崎駿監督)ではムスカ大佐の声を担当し、『野生の王国』(TBS系)をはじめナレーションでもおなじみ。 『実相寺昭雄の不思議館』シリーズの1篇『灯の中の対話』で監督業にも挑戦。2008年から約5年間東海大学文学部特任教授を務め、芸能界屈指の読書家として知られ書評も連載するなど幅広い分野で才能を発揮している。 ◆若い頃は酒とケンカばかりで… 若い頃はケンカっ早く、遅