日立製作所は30日、2009年3月期の通期連結決算の純損益を昨年10月に予想した150億円の黒字から7000億円の赤字に下方修正したと発表した。 売上高は10月30日の予想から8800億円マイナスの10兆200億円、営業利益は3700億円減の400億円にそれぞれ引き下げた。 同社によると、自動車や半導体、産業機械などの需要が急落し、関連事業の売り上げが大きく落ち込んだ。特にサブプライム問題の影響が顕著に現れた11月以降の電子機器、自動車向け製品の急激な需要の落ち込みが響いた。 【関連記事】 ・ トヨタ労組、赤字想定せず ボーナス要求難航 ・ パナソニックも赤字転落へ 6年ぶり、海外3拠点は廃止 ・ 朝日新聞が初の赤字転落 ・ 東京Vの「経営権」譲渡へ 日テレ赤字で ・ 不況直撃オリッ“苦”ス…赤字会社は切り捨てられる?