【テヘラン共同】国営イラン放送によると、革命防衛隊は声明で、米国の同盟国に対し、各国の領土が米国による攻撃に使われた場合、イランの反撃の標的になると警告した。
1931年の満州事変後、中国東北部を占領し、満州国を建国した日本政府。「100万戸移住計画」を閣議決定、村に補助金を出すなどして積極的に推し進めた。結果、全国各地から800以上の開拓団、およそ27万人が入植した。しかし“開拓“とは名ばかりで、多くは中国人が開墾した土地を安い値段で立ち退かせていた。そして岐阜県・旧黒川村から渡った600人余りが暮らしたのが、満州国の首都・新京とハルビンの間にある陶頼昭だった。 しかし日本の敗戦間際、ソ連軍が満州に侵攻。敗走する関東軍に置き去りにされた開拓団は、ソ連兵や現地住民の略奪に遭った。 小学6年まで現地にいた安江菊美さん(85、当時7)の記憶に焼き付いているのは、当時の緊迫した状況だ。「終戦で国が無くなっちゃったから、守ってくれる人は一人もいませんよ。ましてや関東軍はみな逃げちゃってるから」。 戦況の悪化で、開拓団の働き手の男性は関東軍に根こそぎ召集さ
なぜ兵士は慰安所に並んだのか、なぜ男性は「慰安婦」問題に過剰反応をするのか――戦前から現代まで男性を縛る“有害な男らしさ” 女性史・ジェンダー研究家の平井和子氏 【特集「慰安婦」問題を考える】第1回では、「慰安婦」問題について国際的に非難されているポイントや日韓対立の本質に迫った。第2回では、「慰安婦」問題の“加害者”である日本軍兵士に目を向けてみたい。家族のためにと戦地に赴き、時間があれば親やきょうだいに向けて手紙を書いていた“善良な市民”である彼らは、なぜ慰安所に並び、敵地で女性をレイプしたのか? 慰安所に並んだ兵士と、並ばなかった兵士の分岐点は何か。『戦争と性暴力の比較史へ向けて』(岩波書店)の編著者の一人で、同書の中で「兵士と男性性」を記した女性史・ジェンダー研究家の平井和子氏に話を聞いた。 【特集】「慰安婦」問題を考える第1回 今さら聞けない「慰安婦」問題の基本を研究者に聞く――
先般、岩波新書で『独ソ戦 絶滅戦争の惨禍』を上梓した。幸い、ドイツやソ連の現代史を専攻する研究者、歴史には一家言ある読書家の諸氏にも高評価をいただき、ほっと胸を撫でおろしているところだ。もっとも、独ソ戦のような巨大なテーマを、それも紙幅の限られた新書で扱ったのであるから、書き切れなかったトピックが多数あったことは否めない。だが、さまざまな事象をすべて詰め込むことが不可能であるのは自明の理だ。 通史や概説の執筆にあたって必要不可欠なのは、何を書くかではなく、何を書かないかを判断するための物差し、言い換えれば、当該のテーマをいかに分析するかの枠組みであることはいうまでもない。それなしに、年表を文章にするがごとく、ひたすら時系列に沿って事実を並べてみたところで、読者は退屈するばかりであろう。──いや、何よりも、著者自身が、そんな単純作業に耐えられない。 よって、拙著では、独ソ戦は通常戦争、収奪戦
最近TLで、80年代からのアニメブームの火付け役となった『機動戦士ガンダム』や『宇宙戦艦ヤマト』について、これらが戦争賛美アニメだったかどうかが話題になっていた。 「宇宙戦艦ヤマト」にしても「機動戦士ガンダム」にしても、どう言い繕おうが戦争賛美だと思うんですよ。 まあ検閲すべきだとは思いませんけども、そこにある「カッコよさ」に無警戒なまま大人になってしまう人は少なくないので、ああいう作品を簡単に称賛することだけは、してはいけない。 (・ω・) https://t.co/QrdpL9DpnW — ブースカちゃん (@booskanoriri) 2019年6月29日 そこを全然考えないというならば、残念ながら、暴力以外の「考えるヒント」的な要素は、全部、暴力を気持ちよく消費するための言い訳に過ぎないよね、としか言いようがない。 — モン=モジモジ (@mojimoji_x) 2019年7月2日
ソ連は、第二次世界大戦後で戦った身体障害者のために、特別な療養所を組織した。そこは劣悪な条件だという噂が囁かれた。だが、様々な情報を総合すると、それが事実と異なることが分かった。なぜそんな噂が流れたのか。そして傷痍軍人をめぐる真相は?… 「腕や足のない、何十万もの障害者が、駅や路上その他の場所で、人々に懇願し、物乞いをしている。勝利を収めたソビエト市民は、彼らからあからさまに目をそらしている。勲章やメダルが彼らの胸に輝いているが、その彼らが食料品店の近くで釣銭を乞うている!こんな状況はがまんできない!どうにかして彼らをどこかへ片付けてしまえ。元の修道院とか島へでも送ってしまえ…。こうして数ヶ月のうちに、ソ連では、通りからこの『恥さらし』を一掃した。かくして、これらの救貧院が生まれたのだ…」 レニングラード(サンクトペテルブルク)出身の美術史家エヴゲニー・クズネツォフは、ロシア本土からの、第
It was close to midnight and Vlada, a Serbian engineer, was speeding towards his apartment in Belgrade. He had taken his 20-year-old son out that evening but bombs had started to fall across the Yugoslav capital. The power grid was down and he wanted to get home. Nato, the world's most powerful military alliance, had been pummelling Yugoslavia from the skies since late March to try to bring a halt
4月11日に英国ロンドンで逮捕された、内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ氏。同氏は2010年に性的暴行容疑(本人は否認)で逮捕され、保釈中にエクアドルに亡命申請し、同国大使館に2012年8月から籠城していた。 今回の逮捕について、ロンドン警視庁は「定められた裁判所への出頭を怠ったため」と説明するが、米国司法省はアサンジ氏が政府の機密情報への不正アクセスに関与したとして同氏を起訴した。英国に引き渡しを求めている。 アサンジ氏は2010年、陸軍情報分析官(当時)のブラッドリー・マニング氏(*)が得た、対テロ戦争関連の米軍機密情報70万件以上をウィキリークス上に公開。米国政府関係者らを激怒させた。 (*)マニング氏はトランス・ジェンダーで、その後性別を男性から女性に変更。名前もブラッドリーからチェルシーに改名。 とりわけ、イラク首都バグダッドで米軍の攻撃ヘリがロイターの記
アウシュビッツでの収容を生き延び、35年間アウシュビッツ・ミュージアムの館長を務めたカジミエシュ・スモレンさんは、今を生きる若い世代にこう、語りかけていたという。「君たちに戦争責任はない。でも、それを繰り返さない責任はある」。
【再放送は】2019年2月6日(水)午前0時40分~1時29分(5日深夜) 朝鮮戦争 秘録 ~知られざる権力者の攻防~ http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20190203 去年行われた韓国と北朝鮮の首脳会談で、ようやく「終結」に向けて動き出した朝鮮戦争。 1953年に休戦協定が結ばれたが平和条約の締結には至らず、依然として“戦争状態”が続いている。当時、アメリカ・ソ連・中国といった大国の思惑が複雑に絡み合って始まった戦争は、なぜ長期化し、いまだに終結できずにいるのか。NHKは、その謎を解く手がかりとなる秘密文書を独自に入手した。スターリン、毛沢東、キム・イルソンの間で交わされていた電報や直筆の手紙、そして極秘会談の記録だ。見えてきたのは、スターリンが北朝鮮に韓国への侵攻を決断させ、中国を巻き込んで戦争を泥沼化させていった
チー @cheetaro3 100歳の元陸軍兵士の老人に「戦争が悲惨だと言ってるのは元々が恵まれてた奴だけだよ。あんたもその口だろ?」と薄笑いを浮かべた表情で言われたことがあるが、あれには心底ゾッとした。 傍目には好々爺にしか見えない彼の一瞬の表情だった 2018-10-08 10:23:47 チー @cheetaro3 一口に戦争と言っても、その時の立場や生活歴によって解釈の仕方がかなり食い違う。 学徒出陣で軍隊に入った人は軍隊を「真空地帯」のような陰惨なイメージで語る傾向にあるが、松本清張は「初めて門地学歴の差別のない・個人が自己顕示可能な環境を体験できた」(半生の記)と肯定的に描いている。 2018-10-08 10:28:35
ノルウェーのノーベル委員会は5日、2018年のノーベル平和賞を、アフリカ中部コンゴ民主共和国(旧ザイール)の婦人科医デニ・ムクウェゲさん(63)と、過激派組織による性暴力被害者で、被害者の救済を訴えるイラクの少数派ヤジディ教徒のナディア・ムラド・バセ・タハさん(25)に授与すると発表した。2人が紛争下の性暴力の根絶に向け、尽力したことを評価した。 委員会は授与理由を「性暴力という戦争犯罪に焦点を絞り、なくそうと努める重大な貢献をした」と説明した。長年続く紛争下での女性や子どもへの性暴力の実態に国際社会の目を向けさせ、根絶に向けた機運を高める狙いがある。 ムクウェゲさんは内戦状態が続くコンゴ東部で、兵士らからレイプなどの性的暴行の被害を受けた数万人の女性の心と体の治療に当たってきた。「紛争地ではレイプが地域社会を破壊する『兵器』として使われている」と被害の実態を国際社会に訴えてきた。 ムラド
意表を突かれた。企画も内容も構成も、見事という他ない本だ。毎年、終戦の日にむけて様々な本が出版されるが、とりわけ異彩を放つ本である。本書を手にしてはじめて私は、「開戦を人々がどう受け止めたのか」という個々の情報が、ごっそり抜けおちていたことに気づいた。 ものすごく解放感がありました。パーッと天地が開けたほどの解放感でした。 (本書11頁、吉本隆明、原典:三交社『吉本隆明が語る戦後55年・5』) 僕の命も捧げねばならぬ。一歩たりとも、敵をわが国土に入れてはならぬ。 (本書45頁、坂口安吾、原典:筑摩書房「真珠」『坂口安吾全集03』) 本書は、太平洋戦争勃発時の知識人・著名人の反応を日記や回想録から抜き出した、アンソロジーである。さぞかし重苦しい空気なのかと思いきや、むしろその逆だった。戦争を歓迎する言葉が多いのである。知識人にして、そうなのだ。「一般人は?」と考えずにはいられなかった。 その
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