・他人が愚痴を言ったり弱音を吐いたりすることに対して「甘えるな」「大変なのはお前だけじゃない」「お前などまだ恵まれている」 他人のみっともなさや至らなさに対してむやみに厳しい。自分にも厳しいのかもしれないが、自分にだけにしといてほしい。・「自分(もしくは自分の知っている人)はこうやってきた」→「だから他の人だってできるはずだ・やるべきだ」→「できてない・やらない人は甘えている」・「他人や社会の批判ではなく自分が変わるべき」。たしかに何でも外部のせいにばかりしているのはみっともないが、行き過ぎると「嫌なことが起きるのはあなたの心がけが悪いせい」に限りなく近づいてしまう。・(ひとの生き方・選択について)「(××が基本だけど)○○もあっていいと思う」…これは私もよく使うかも(汗)。そもそも人の生き方なんて誰かが許可するもんじゃない。・「自分は気にならない」→「問題は無い」→「気にしている人はおか
■被害者と加害者の性別が違う場合、入れ替えてみる癖がついてる 殺人事件の加害者のほとんどは身内 - Munchener Brucke タイトルで示されているテーマも大事なところだが(これに関しては虐待や女性に対する暴力(性暴力含む)問題に取り組んでいる人たちもかなり前から言ってるのだが、相変わらずの犯罪報道を見る限りではほとんど浸透してないようだ)、それ以外の部分に反応。 いきなり話が小さくなってしまうが、マスコミは今回の事件では加害者や被害者の性格をさかんに取り上げている。夫を殺した主婦に対しては加害者の主婦の、妹を殺した浪人生に対しては妹の性格が問題視されているようだ。 いやさ、妹バラバラのとき、被害者である妹のほうがむしろ批判されているって話をちらほら目にして(実際加害者である兄のほうに同情的な感想も見た)、そのときから、もしこれが性別逆で、浪人生の姉が弟の蔑視発言に切れて殺した話だ
■お金がないということ まったくドロップアウトして別の価値観で生きるなら別だが、今の世界でお金がないというのは「選択肢が少ない」状態だと思う。そして同時に「××をするか」「それとも貧しいままでいるか」、「○○をするか」「それとももっと貧しくなるか」という選択肢を突きつけられている状態であるとも言える。 お金がないというのは行動や選択に制限がかかるということだ。そして気が進まないことでもやらざるを得ない状況に追い込まれるということだ。 お金がないというのは単にお金がないということだけではすまない。(他の条件が同じとしたら)「自由」がお金のある人よりも狭まってるということなのだ。お金のある人が「選んで」享受していることを、お金のない人は諦めるか、逆に「義務」として行わなければならない。お金のある人が「したくない」と思えばしなくてもいいことも、お金のない人はしなければならない。生きるために、そし
■もうちょっと続き あと、こういった問題って、心身ともに「健康」な女性が「健康」な(誤解を恐れず言うなら「出産しても問題がない」)胎児を自分の意思だけで中絶するケースが想定されていることが多い気がするんだけど、真面目に中絶問題を考えたいなら、それだけじゃなくて、受精卵とか胎児のうちにいろいろわかってそこで選別される(こともある)問題だとか、障碍や病気と共に生まれてきそうな胎児を中絶することが「仕方ない」とされてしまう(もしくは「それでも生むべきだ」とかプレッシャーをかけられる)問題だとか、ある種の女性(知的障害の人など)が勝手に子宮を摘出されてる最初から生むべきではないとされている問題だとかも考えなければ、不十分だなとも思う。こういった子どもだったら(状況だったら)生むべきだけど、こういった子どもだったら(状況だったら)「仕方がない」と線引きする根拠も問わないと、と思う。何が線引きさせてる
いつも興味深いトークイベントの参加レポートで田舎者にはありがたいkwktさんのブログで、生田武志、白石嘉治、杉田俊介トークセッション「野宿者/ネオリベ/フリーター」参加http://d.hatena.ne.jp/kwkt/20060520#p1のレポートがあがっていて、ふむふむと読ませていただいたが、中でも大きく頷いたのはこの部分。ジェンダー問題との関係現在の「自立」というテーマはそれぞれの状況・問題を経済的な問題に押し込めてしまうが、昔から女性はそうだったのではないか。 不安定就労問題・フリーター問題は基本的に女性労働問題。 フリーターの6割、派遣労働・パート労働のほぼすべてが女性であることを考えれば、不安定就労問題は事実上ジェンダーの問題。 女性の労働問題は70年代中盤から始まっており、90年代以降も女性の不安定就労が拡大したがそのことはあまり論じられていない。 フリーターの社会問題化
■女人禁制 その2 http://blog.livedoor.jp/open_eyes/archives/50162214.html 女人禁制の大峰山に登るプロジェクトの人たちが大峰山の地元に対して事前に出した質問状の内容を紹介したブログが炎上している。別にそのブログの人が書いた質問状じゃないだろうに。細かく質問することで「当然」とされてきた物事の根拠をゆるがせようとしてるのだろうなというのはなんとなく想像できるが、たしかにふざけているととられてもしょうがないような質問もある。「歌舞伎の女形が女装している場合には入山が許されますか?」「宝塚の男役が男装している場合には入山が許されますか?」「山の上で、マスターベーションをするのはいいのですか?」とかさ。わざわざ舞台の扮装で山に登ろうとする人もそうはいないだろうし、マスターベーションとか山の上で飲酒やセックスしていいのかとか同性愛者とか部落の
■「モテ」に対する認識の違い いろいろと非モテ関連エントリやブクマコメントを見ていて思ったこと。 男性で「自分は非モテ」という認識がある人の考える「モテ」は、場合によっては「誰かの恋愛対象になった」「誰かにかまってもらえた」「相手にしてもらえた」「(実際に選ばれるかどうか以前に)とりあえず恋愛対象候補として見てもらえた」というレベルまで含む概念で、自分がその人を好きか(もしくは好きになれるか)どうかとか恋の成就とかとはある意味別次元の場合が多い。(てゆーか「自分にとっての恋愛対象」はまた別カテゴリで、理想とする条件の持ち主以外は敵認定みたいな…) 対して女性の非モテ(私も含む)の場合はあくまでも「多くの人から告白されたり愛されたりした」「好きな相手からかまってもらえた」「アプローチしてきた相手とその後恋人関係になった」「いわゆる「お付き合い」をしたことがある(しばしば複数回)」というような
■いや、大和撫子なんかいないから http://d.hatena.ne.jp/hazama-hazama/20051030/p1 一部非モテ男性の処女信仰とか大和撫子信仰とかも変なドリームの典型だよね。そもそも大和撫子がよしとされた時代にだって、ホントに男の人が夢見ているような心の底から骨の髄から大和撫子、なんて女性がどれほどいたのか。本性を隠して…というと性悪のようだが、男の横暴の前に大人しくしていざるをえなかった(反抗すると暴力を振るわれたりして生活基盤も危うくなるから)人もいるだろうし、望みの生活(条件のいい結婚相手!)を手に入れるために我慢しまくっていた人もいることだろう。後者は自己責任とも言えるが、条件のいい結婚相手をつかまえて奥様になるのが女の幸せ、というような神話(これも神話)がどこから刷り込まれたかというと… 非モテ男性の中には「女性はみんな汚い」などと言う人がいるが、女性
■気持ちの悪い人は実際いるし好みもある、でもそれを関係ない人への侮辱や差別にならないように表現するのは難しい なんだかまた、非モテ男をネタにしている女性のブログを見てしまった。 私もいちおう女性ではあるので、彼女たちが、自分のことを棚に上げて僻んだり逆恨みしたり女をあれこれ品定めしたり勝手な願望を垂れ流したりしている非モテ男にうんざりするのは理解できるし、実際人の話をきいたり目撃したりしたケースで「はぁ?」みたいな男性はいる。職場の周囲をうろうろしてお目当ての人の姿が目に入るとニヤニヤしている人とか、いきなり話しかけてきて気持ちの悪い「俺の野望」みたいなものを語り聞かせる人とか。女性に対してどうかのレベル以前に人に対する態度としてどうかみたいな不愉快で非常識なアプローチをする人(もしくは相手が女だと思ってふざけた態度をとる人)。お前昼間からこんなことしてないで真面目に働けと言いたくなるよう
■希望を持とうとすることすらタブー視される社会は嫌だ 「頑張れば夢はかなう」「今のままの君でいい」…無責任なきれいごとだ。 世の中の現実・現状をきちんと認識させる(する)べきだ…それ自体には異議はない。 でも無責任なきれいごとやそれに引っかかって夢見ることが許される余地もない、そういうことがただ「無駄」として嘲笑されちゃう(そしてそれで終わっちゃう)社会ってどうよ? 「頑張ったってしょせん底辺」「お前みたいな性格だと嫌われるのも当たり前」…そんな「現実」を目の前におっぴろげるだけの言葉しか存在を許されない、「夢」とか言っただけで嘲笑されるような世の中は嫌だ。 「頑張れば夢はかなう」で無責任に人を煽って迷わせるのは問題があるけど、「頑張ってもしょせん底辺それで終わり」じゃそれ以上まじめに生きていく甲斐もない。 「システムは不動のもの」が前提で「希望」がタブー視される世界に子どもの頃の私がいた
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