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漢字と外字に関するsalon_hiyakeのブックマーク (1)

  • 異体字の考え方

    漢字を含んだ古典文献を現代の活字体に翻刻する際、数多く現れる異体字をどのように扱うか、これはおよそ翻刻に携わる者ならば誰もが苦慮するところである。しかしながら第一期『歌舞伎評判記集成』ほど真摯かつ精力的にこの問題に取り組んだ例も珍しいのであって、月報に原道生氏の連載された「翻刻覚書」はその経緯の報告であるが、これはおそらく異体字を翻刻する際の問題点について論じた、これまでで最も詳しい文章である。漢字に対して厳密なこの姿勢は同『集成』の第二期にも継承され、既にして評判記研究者のうるわしい伝統と化している。当然このたびの第三期でも、その伝統に連なることが期待されるところであろう。 一方第二期の翻刻方針には、第一期のそれから大きく転換した点もある。第一期が原則として正字体を用いたのに対し、「時代の動きに即した新しい漢字処理方式」としてほとんど全面的に常用漢字表の新字体の使用に踏み切ったことである

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