微生物の名前は、ラテン語やギリシャ風ラテン語の学名で呼ぶことになっている。 「まっすぐつながる丸い菌で、肺炎を起こすもの」は Streptococcus pneumoniae, 「腸内にいる桿菌で、ガスを産生するもの」は Enterobacter aerogenes, といった感じである。 さて、いずれも結構小むずかしいつづりだ。はたしてこれをどう読むのか? ……その点日本の医療現場ではかなり、いや相当いいかげんである。 昔のドイツ医学の時代にはドイツ語読みであったろうし、アメリカ医学の時代になった現代では英語読みが幅をきかせている。 しかもドイツ語読みをする人は全てドイツ語読み、英語読みをする人は全て英語読み、というのではなく、両者の読みが混在しているのが普通だ。 さらに、菌の名前はもともとドイツ人やイギリス人、アメリカ人の研究者の名前から取ったものが多く、ドイツ人の名前を英
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