2016年7月2日に都内で開催された「alive 2016」,その基調講演についてはこちらの記事に詳しい。同日の午後に行われた一般セッションではさまざまなテーマで講演が行われたが,ここでは来場者の注目度の高かったLive2D Euclidのセッションについてレポートしてみたい。 講演は,基調講演にて公開されたEuclidエディタの最新バージョンを使って,Euclidモデルの作成法を解説するという内容だ。Euclidのデザインリーダーであり,エディタ,サンプルモデルYUIの作成を担当した,Live2Dの稲田修一氏が解説を行った。 まず,映像で紹介された保健室のデモで出てくるキャラクター「ユイ」自体は,顔の向きを全方位(360°)で作ったLive2D+3Dのハイブリッドモデルだと説明されていた。映像を見るだけでなく展示のVRバージョンを体験してみたが,Live2D部分に破綻はなく,自然に3D空