FDMタイプの弱点、積層の粗を改善する開発 一般的なFDM、溶融堆積モデリング技術による3DプリンターはXYZの座標軸を用いてプリントする技術だ。XYZとは立体をあらわす方法で、Xが横方向、Yが縦方向、Zが奥行を示す。FDMタイプの3DプリンターはこのX軸、Y軸、Z軸の三つを基準に正確な位置を調整し、ノズルのヘッドが下から上に樹脂を積み上げていく。 この方法の一番の問題点は押出ノズルの方向と動きが常に限定されているという点にある。樹脂が出るノズルの向きは上から下に向いており樹脂を堆積させて物体を作らなければならない。 そのため溶されて積み上げられた樹脂と樹脂の間に積層を表す線が出てしまうのだ。この積層の線はプリンターの積層ピッチによって異なるが、一般的な低価格モデルのFDMタイプは積層ピッチが粗いため、プリントされた物体は仕上がりが美しくない。同じ階層ごとに樹脂を形作っていく方法ならば液体
XYZプリンティングは2月10日、光造型方式の3Dプリンター『ノーベル 1.0』を発表した。光造型方式の3Dプリンターと言えば、低価格をウリにしている3Dシステムズの『Projet1200』ですら50万円前後、さらに上位のものとなると400万円前後と、現在民生用に広く売られている熱溶解積層方式のものと比べると桁違いの価格だった。 しかし『ダヴィンチ 1.0』に始まり、従来と同等以上の性能で価格破壊の低価格を実現したXYZプリンティングがまたもややってくれた。なんと、『ノーベル 1.0』は税込み22万9800円と、従来の光造型式3Dプリンターの価格を大きく下回る価格を実現した。もちろん価格だけではない。その性能や使い勝手も素晴らしいものだった。本製品の試作機をお借りできたので、レビューしていく。 光造型方式とは、その名の通り光(紫外線)を使って造型物をつくる方式。材料に紫外線硬化樹脂(UVレ
製品&ハードウェア-Product&Hardware Looking Glass Go - 3Dを裸眼で楽しめる空間AIディスプレイ!... 2024-01-03 323 views 3Dを裸眼で楽しめる空間AIディスプレイ『Looking Glass』シリーズの小型モデル『Looking Glass Go』が日本国内のクラファンサイトにて予約販売中です。 000 続きを読む 業界-Industry Steamboat Willie's Mickey Mouse Enters t... 2024-01-03 284 views 米国にて2024年1月1日から『蒸気船ウィリー(原題:Steamboat Willie)』の初期バージョンのミッキーマウスが著作権切れ、パブリック・ドメインとなり話題になっています。 000 続きを読む
晴天なれど波高し……いや、三笠の周囲は穏やかそのものでしたが。年も明けて25日、横須賀は記念艦三笠において、「大和VR復元計画」の体験イベントが開催されました。昨年の夏に「艦隊コレクション」の模型展で伺ったので、今度はぐるっと季節がまわった感じですね。一月ながらも春の陽気を感じさせるような晴天の下、三笠はその威容を誇っていました。 今回お邪魔したイベントは、VRクリエイターの西野元章氏が行ったもの。オキュラスリフトを用いて雪風から赤城や大和を眺めよう、という趣旨です。 筆者が到着したのは13時過ぎ。開催直後では混乱もあろうかと少し時間をずらしての参加です。日曜と言えど実際の参加者は少人数ではないかなーと思っていたのですが、三笠艦内の第七砲室に設営された会場は人でいっぱい。室内だけに止まらず、行列は階段を過ぎて上のフロアにまで伸びており、予想以上の反響に驚きました。
OpenGL。その単語の響きだけで素晴らしく魅力的に思える 3D コンピューターグラフィックスライブラリは、これまで何人もの駆け出しゲームプログラマーに幾度と無く挫折を味わわせてきた。「ゲーム作るならやっぱり高速に描画できる OpenGL でしょ。でも自分が作るゲームに 3D はいらないし、しかも難しそうだし、別に 2D 描画だけできればいいや」 と、軽い気持ちで手を出したのが運の尽き、世の中そんなに甘くはなかった。OpenGL というその難攻不落城は私達の進む道を阻むように高々とそびえ立っている。 OpenGL がコレほどまでに取っ付きにくいのは 気軽に Hello World できない からなんじゃないかと思う。OpenGL の場合だとそれは何かしら 1 つの図形を表示することにあたるのかな。でもたったそれだけなのに、覚えることが山ほどありすぎて全然本題にたどり着くことができないし、O
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3DCG投稿サービス「ニコニ立体」の公式初となるコンテスト「ニコニ立体 3Dモデリングコンテスト」が昨年開催された。 今回はCGWORLD賞を受賞したLand-Y氏へのインタビューをお届けする。 3DCGデータ投稿サービス初の公式モデリングコンテストが開催 今回は、ニコニ立体 3Dモデリングコンテスト受賞者のLand-Y氏へのインタビューと受賞作品のメイキングをお送りさせていただくのだが、まずニコニ立体とコンテストについて説明しておこう。 ニコニ立体は、2014年5月に開設されたドワンゴ、ニワンゴの両社が運営する、3DCGモデルを投稿できるWebサービスだ。レンダリングした画像はもちろん.unity3d/.obj/.mqoなど複数のファイルフォーマット、MMD用モデルやモーションデータなども投稿でき、3DCGモデル自体も閲覧できる面白いサービスになっている。 TIPSやチュートリアルも投稿
ペン先から樹脂をニュルニュルと出して、立体的なお絵かきができる「3Doodler」──Kickstarterで約2億4000万円もの資金を集めて製品化されたのは記憶に新しいですが(参考記事)、その新型「3Doodler 2.0」がまたもKickstarterで資金を募集しており、目標を大幅に上回る金額を集めています。 3Doodler 2.0 立体造形物がペンで描けます 新モデルは旧型と比べ圧倒的にスリムになったボディが印象的です。重さも従来の半分になり、アルミニウムボディの採用でより丈夫になっています。樹脂がよりスムーズに出るように駆動システムも再設計するなど、操作性も改良しています。 初代から大幅なスリム化を実現 ボタンダブルクリックで樹脂を出しっ放しにできるといった操作性の工夫も新たに取り入れられています。 2~3時間の連続動作を可能にするポータブルバッテリー「JetPack」や、ボ
現在、様々な3Dプリンタメーカーが存在していますが、その一つにReplicatorシリーズなどでお馴染みのMakerBot社があります。このMakerBot用のMODOキットが先週The Foundry社ウェブサイトより公開されました: MakerBotキット MakerBotキットをインストールすると、メニューがいくつか追加されるようになりますが、このキットを利用することで、MakerBotが運営する3Dモデルデータ共有サイトThingiverse上へ直接モデルを保存・共有することができるようになります。 使い方はビデオで公開されていますので、アカウントをお持ちであれば、すぐにお使いいただけます: Thingiverseには様々なモデルが公開されており、他に公開されているモデルを見るだけでも参考になる部分が多いかと思います。 このMakerBotキットはMODO 801ユーザーを対象に無
この度、アイティメディア株式会社は「3Dモデラボ」を株式会社プロノハーツに譲渡いたしました。 これに伴い、3DモデラボのURLが変更となっております。 新URL: https://modelabo.net/ アイティメディア運営の製造業向け情報サイト「MONOist」は、譲渡後も新生・3Dモデラボの運営を引き続き支援していく予定です。 詳しくは下記のお知らせをご覧ください。 ≫「3Dモデラボ」運営譲渡のお知らせ
アメリカの銃を持つ権利を主張するCATIが、コンピュータ数値制御(CNC)工作機械を使って、オープンソースで開発された「Ghost Gunner」という銃器を製造するデモストレーションを今月13日、テキサス州で行うそうです。 このソースを使えば3Dプリンタで銃を作ることも可能となります。 Ghost Gunnerは、テキサス州のDefense Distributedという非営利団体が開発した工作機械で、この団体は、米国の「武器を保有する権利」に基づき、防衛のための武器を開発することを目的として発足しました。 市販のCNC工作機械では、精度を求めると高価になり、いっぽうで安価な製品では精度が足りないことからGhost Gunnerが開発されたそうです。 Ghost Gunnerで作成済みのデータを利用するだけであれば専門知識はほぼ不要で、軍用AR-15(いわゆるM16自動小銃)の約80%の品
PLAモデルが非加熱性ベッドなのに対して、ABS/PLAモデルでは加熱性ベッドを採用しています。理由は、材料として使用している合成プラスチックのABSが熱可塑性のある素材であるため、造形箇所を耐熱温度である70~100℃に温めることで反りを防ぐためです。ベッドの温度を調整することでPLAにも使用できるため汎用性は高くなりますが、本体価格はPLAモデルより割高です。 オフィス、学校など日本の住環境や設置場所に配慮したBS01は、幅×奥行がわずか25cmと小型でありながら各パーツの精度にもこだわった高性能な3Dプリンタです。 5色のカラフルなボディには、木材利用の過程からさまざまな林地廃材、工場廃材、家屋廃材、梱包廃材等再資源化可能な木材を利用したMDF合板、BS01のカラフルな筐体で特徴のあるカラー塗料は環境配慮型塗料を使うなど環境にやさしい材料を使用しています。 ヘッドやノズルはBS01専
Use 3ds Max's splines to create rolling waves There are some incredible plug-ins out there for creating oceans, including Houdini Ocean Toolkit, Dreamscape and V-Ray Phoenix, to name just a few. I would highly recommend looking into these as they produce beautiful results. As a studio we rely heavily on Phoenix, which slots in well with our V-Ray rendering engine. However not everyone can afford t
Live2D Euclidの開発を発表 進化する2D CG技術。イラスト原画の全方位リアルタイム表現が可能に 株式会社Live2Dは、『ガールフレンド(仮)』 (サイバーエージェント)、『pepita』(井上雄彦氏)など国内外の 100 以上の商用作品で採用されている高品質な 2D キャラクター表現技術「Live2D」の次世代技術で、360°の立体表現に対応した「Live2D Euclid」の開発を発表しました。 原画のまま360°全方位をリアルタイムに描画 現行技術の「Live2D Cubism」では、1枚の原画を変形して動かすため、動きの範囲が左右30°〜40°程度と限定的でした。今回開発した「Live2D Euclid」は、複数の原画を変形しながらそれぞれをシームレスに連携させることによって、全ての角度や表情において原画に忠実なまま360°の立体表現を実現します。3D空間やリアルタイ
テクスチャマッピングに変革をもたらす「Ptex法」とは? 無駄なメモリ消費を減らす技術の正体に迫る ライター:西川善司 竹重雅也氏(Developer Technology Engineer,NVIDIA) テクスチャマッピングの世界に「Ptex」と呼ばれる新たな手法が登場して,注目を集め始めている。先頃行われたCEDEC 2014でも,NVIDIAの竹重雅也氏が「リアルタイムレンダリングにおけるPtex手法について」と題した講演を行い,この新しい手法の利点と課題を説明した。そこで本稿では,竹重氏による講演の概要をレポートしたい。 テクスチャマッピング技術が抱える問題とは? CGの世界に限ったことではないが,長らく使われてきた手法が必ずしも良いものだとは限らない。優れた方法が別にあると分かっていたとしても,ハードウェア性能の限界などによって「その手法しか選べない」ということはままある。そし
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