誰も助けないなら自分が――。男性は仕事帰りの電車内で目にした泥酔客の所業を見過ごせなかった。口頭で注意したところ足を蹴られて骨折。仕事を3カ月ほど休まざるをえず、申請した「通勤災害」も認められなかった。善意が招いた「名誉の負傷」に補償がないのは正当か。国を相手取って起こした訴訟は「我関せず」が横行する現代の不条理も映し出している。「何してるんですか」2019年12月、日曜日の未明。山手線の車
救急隊が売店利用「かつては通報された」 市民に協力求める消防局のSNS発信に反響:公職者の「労務環境」考える契機に(1/2 ページ) 救急隊に食事の時間を――。さいたま市消防局が7月26日に発表した呼び掛けが、SNSで反響を呼んでいる。夏場に出動の機会が増え、救急隊が食事を摂る時間が減っているとして、コンビニエンスストアなどでの飲食物の購入に理解を求める内容だ。かつては、救急隊が店舗で買い物をしているだけで通報されたケースもあるという。SNSには理解を示す声が広がっており、救急隊の経験がある専門家は「時代を経て市民の意識にも変化が見られ、現場の救急隊にとってもありがたい」と話す。 「救急出場が続くと、救急隊が消防署に帰れない時があります。そんな時は、出場できる体制を取りつつ、救急隊がコンビニなどで飲食物を購入し食事をする事がありますので、ご理解をお願いいたします」 さいたま市消防局のTwi
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勤務中に同僚の警察官と交番で性行為をしたなどとして、兵庫県警は28日、甲子園署の交番に勤務していた女性巡査部長(29)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。相手の男性巡査長(26)は本部長訓戒、男性巡査部長(33)は所属長訓戒とした。3人とも既婚者で、不倫関係だったという。女性巡査部長と男性巡査長は同日付で依願退職した。 県警によると、女性巡査部長は2019年8月~昨年2月ごろ、同じ甲子園署に所属していた男性巡査長と不倫関係になった。19年秋には休みだった男性巡査長を交番に呼び出し、夕方から休憩室で性行為に及んだほか、20年2月の未明には、同署内の仮眠のための部屋でも男性巡査長と性的な行為をしたという。 その後、同年3月ごろからは同署刑事課に所属していた別の男性巡査部長と不倫関係になり、男性巡査部長の当直時間帯に署内の参考人室でキスをしていた。 「女性巡査部長が不適切な交際をしている
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先日、渋谷区の児童養護施設の施設長が元利用者に殺害されるという痛ましい事件が起きた。 その後の捜査の過程で、容疑者がネットカフェを転々として生活をしていたことが明らかとなっている。容疑者が昨年9月までアパートで暮らしていたが、家賃を滞納して退去したのだという。 容疑者のように住居を失ってネットカフェで生活する人たちのことを指して、「ネットカフェ難民」という言葉がある。 今回の事件から、こうした「ネットカフェ難民」が「危険な人たち」だと思われる人もいるかもしれない。 しかし、「ネットカフェ難民」は決して特殊な人たちではなく、むしろ多くの人たちにとって無縁ではない。 例えば、今からちょうど1年前、東京都が「ネットカフェ難民」に関する調査結果を公表し、都内に約4000人もの「ネットカフェ難民」が存在することが明らかとなった。 しかも、調査によれば、「ネットカフェ難民」の中には正社員も含まれている
北九州・小倉の商店街には、「元ヤクザ」が経営するうどん屋がある。七転び八起きに由来する屋号は「よもぎうどん だるま家」。2017年6月のオープン時には、NHKで取り上げられ、反響を呼んだ。店は今も多くの客でにぎわう。 店長の中本さん(52)は、小倉で勢力を誇った工藤会の元幹部。「死ぬ気でヤクザをやってきたから、今度は死ぬ気でカタギをやるしかないです」と日夜研究を欠かさない。 暴力団からの離脱者は増えているのに、就職できるのは極わずか。やめても5年間は暴力団員と同等の扱いになるという制度があるためで、しかも実運用では5年を過ぎても扱いが変わらない。どうにかならないのだろうかーー。 そんな記事(https://www.bengo4.com/other/n_8446/)を掲載したところ、読者からは「自業自得」などとするコメントが多く寄せられた。元暴力団員を優遇せよというつもりはない。ただ、折角や
政府は高齢者が希望すれば原則70歳まで働けるよう環境整備を始める。現在は原則65歳まで働けるよう企業に義務付けており、年齢引き上げの検討に入る。2019年度から高齢者の採用に積極的な企業を支援する。その上で来年以降に高年齢者雇用安定法の改正も視野に70歳まで働けるようにする。少子高齢化や人口減少社会を見据え、多様な働き方を後押しするのが狙い。今秋から政府の未来投資会議と経済財政諮問会議で経済界
「アクリフーズ」群馬工場(群馬県大泉町)の冷凍食品農薬混入事件で、捜査に当たった県警太田署と太田市関係者の脳裏には、14年前に同じ地域で起きた工場爆発事故があったという。どういうことか。 逮捕から4日後、容疑を認める供述を始めた契約社員阿部利樹容疑者(49)だが、肝心の農薬は見つかっていない。「家にあった農薬を作業服の腕カバーに隠して持ち込んだ。すべて1人でやった」と供述しているが、待遇に不満を持つ社員は同容疑者だけではないだろう。 いまだに“複数犯説”もささやかれる。物的証拠をつかめない警察が「焦った」との指摘もある。 そんな指摘が出る裏には、2000年に同市で起きた化学メーカー「日進化工工場爆発事故」がある。60代の元社員が振り返る。 「ヒドロキシルアミンの蒸留塔で大規模な『爆合』(爆発)が起きた。すさまじい衝撃で、震度2の揺れと衝撃波が発生。近隣の役場の窓ガラスが割れた。私の同僚が4
自民党公認で参院選に出馬する予定の渡辺美樹・ワタミ会長が、「365日24時間死ぬまで働け」、「出来ないと言わない」などと社員に呼びかけていることが週刊文春が入手したワタミの社内冊子からわかった。『理念集』と名付けられた冊子は、ワタミグループ全社員に配布され、渡辺氏が著書で「ワタミの仕事すべてに直結し、根底で支えている思想の原点」、「この理念集を否定したときは、君たちにこの会社を去ってもらう」としている重要文書だ。 また、入社内定者に配布される人材開発部作成の『質疑応答』では、勤務時間について、『「仕事は、成し遂げるもの」と思うならば、「勤務時間そのもの」に捉われることなく仕事をします。なぜなら、「成し遂げる」ことが「仕事の終わり」であり「所定時間働く」ことが「仕事の終わり」ではないから』と記載されている。 ワタミでは2008年に入社3カ月の女性社員が1カ月141時間の時間外労働で抑うつ症状
大阪市天王寺区は1日、区のポスターなどを民間デザイナーに手掛けてもらおうと、「任期1年、無報酬」の条件で募集したところ、プロのデザイナーらから「業界をバカにしている」などと批判が相次ぎ計画を取りやめた、と発表した。 従来、区制作のポスターやチラシは職員がデザイン。昨年8月に就任した元NHK記者の水谷翔太区長が、「民間の力を生かしてよりよいものを」と発案した。 ところが、2月4日に募集を始めたところ、電話やメールで抗議が殺到。6日にはアマチュア限定に変更したが、「業界への配慮を欠くことに変わりない」「正当な対価を払うべきだ」などの意見が続いた。 結局、28日の締め切りまでに4人が応募したが、区は「これだけ批判を浴びると理解が得られにくい」と計画を断念。4人には事情を説明するメールを送った。 水谷区長は読売新聞の取材に、「業界に対する認識が足りなかった」と話している。
釣り専門誌に原稿を執筆し報酬を得たとして、京都府警が高速道路交通警察隊の男性巡査部長(40)を本部長訓戒にしていたことが、府警への取材で分かった。今年7月、テレビの釣り番組に実名で出演しているのを上司が見て発覚。監察官室が公務員の兼業を禁じた地方公務員法に抵触すると判断した。処分は今月9日付。巡査部長は同日依願退職した。 監察官室によると、巡査部長は06年〜今年7月、複数の釣り専門誌に釣り道具の性能の説明やテクニックに関する約30本の原稿を書き、原稿料約30万円を受け取った。また、釣り道具会社7社からの依頼で、商品のPRや試作品の性能確認を請け負い、釣りざおやルアーなど約150点の道具を無償提供されていた。 巡査部長は趣味の海釣りで腕がいいと評判になり、釣り仲間の紹介で雑誌に書き始めた。記事への評価も高く、次々と依頼を受けるようになったという。巡査部長は「釣りの腕前が認められたと思い、書い
大阪府内の男性会社員(当時37)の遺族が起こした過労死認定訴訟で、被告の国が生前の男性の業務用パソコンの閲覧履歴を調べ、「出張先でアダルトサイトを見ていた」とする書面とサイトの画像を証拠として大阪地裁に提出した。これに対し遺族側が「争点とは関係なく、嫌がらせ的な立証だ」と抗議。裁判長も撤回を求めたが、国は応じていない。 訴状などによると、男性は大手金属メーカー社員だった2004年5月、自宅で急性心筋梗塞(こうそく)で亡くなった。遺族側は、直前6カ月間の時間外労働は月平均89時間余りで、国の過労死認定基準(2カ月以上にわたって月平均80時間以上)を超えていたと指摘。月の半分以上は出張で関西と関東・九州を往復し、過重勤務で過労死したとして、労災と認めなかった労働基準監督署の処分の取り消しを求めて昨年5月に提訴した。 遺族側の訴えに対し、国側は「出張に伴う移動時間を差し引いた場合、男性の時間
厚生労働省で、官用パソコンを用いてゲームやお笑いなど業務と関係のないホームページ(HP)閲覧が1日に約12万件もあったことが12日、分かった。年金や後期高齢者医療、医師不足など厚労行政が批判を浴びるなか、多数の同省職員が職場を“ネットカフェ”状態にし、HPで遊んでいる実態が明らかになった。 厚労省統計情報部では今年5月7日、職員約5万5000人のうち、東京・霞が関の本省と8つの地方厚生局計約5500台のパソコンを対象にインターネットの閲覧状況を調査。総閲覧数1000万件のうち、少なくとも12万2000件が業務外と判明した。 うち、7万5000件が掲示板やチャットなど情報交換系のHP。ゲームソフトやネット上で遊べるゲーム関連のHPが4万1000件、芸人や演芸場、アニメなどお笑い系HPも6000件に及んだ。 厚労省は平成17年7月から省内のパソコンから閲覧制限できるシステムを導入。アダルト系、
「『私は手取り34万円の薄給…橋下知事は大阪のこと考えろ』…大阪府職員の甘えた考え」…デジタルマガジン 1 名前:☆ばぐた☆ ◆JSGFLSFOXQ @☆ばぐ太☆φ ★ 投稿日:2008/06/05(木) 11:04:45 ID:???0 大阪府職員の甘えた考え。手取り34.5万円は薄給 市民で作るインターネット新聞「JANJAN」に、大阪の中学校に勤める吉田みえこさんの記事が掲載されていました。タイトルは『橋下知事へ「府職員も大阪府民やで!人件費カットで誰が笑えるねん!ほんまに大阪がよくなること考えて行動してや!」』。 記事の内容ですが、知事の給与が145万円、それに対して私の手取りは34.5万円と少ない。とても贅沢な暮らしなんてできない。大型プロジェクト失敗のつけを人件費の削減で解消 しようというのは筋違いだ、と訴えられています。もうあきれかえるしかありません。 手取り34.5万円。こ
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