大和田建樹直筆『鉄道唱歌』東海道篇の第1番の歌詞。新橋駅汐留口前に設置されている『鉄道唱歌の碑』の銘板。 『鉄道唱歌』(てつどうしょうか)は、明治時代に作詞された唱歌。全5集・334番(1962年に発見された「北海道唱歌」や大和田建樹の郷里を歌った「伊予鉄道唱歌」を本編に含め、全6集・374番、または、全7集・399番とする説もある)。 経緯[編集] 大阪の出版社「昇文館」を主宰する市田元蔵が企画し、大和田建樹に作詞を、多梅稚と上真行に作曲を依頼したことから「鉄道唱歌」は誕生した。しかし、昇文館の経営状態はすでに悪化していた。1900年5月10日に第1集東海道篇を発売したものの、印刷部数はわずか3,000部であり、宣伝資金もなかったために、ほとんど売れないまま、昇文館は倒産した。 この「鉄道唱歌」の版権を市田から買収したのが、大阪で楽器店(現在の三木楽器)を営んでいた三木佐助である。江戸時