NHKの看板報道番組「クローズアップ現代+(プラス)」が4月から週4回(月~木曜)から週3回(火~木曜)に縮小されることになった。しかし、実際は番組自体が存続の危機に瀕しており、状況によっては、秋にも消滅のおそれがあるというのだ。 「クロ現」は1993年に始まり、政治や経済、事件など幅広いジャンルを深く掘り下げる調査報道番組。2016年4月から午後10時の枠で放送されている。 4月からは、月曜日にはドキュメンタリー系の番組を放送し、「クロ現」は火~木曜日の週3回となるというが、「もともとは上層部の判断で番組自体を廃止しようという流れでした」と関係者は明かす。 「午後7時半というゴールデン帯だった『クロ現』の枠をめぐり、NHKでは、バラエティー路線を強化したい編成局と伝統の報道番組を残したい報道局で争ってきました。そこに起きたのが2015年のやらせ疑惑。これで上層部はクロ現廃止の流れに傾きま