5日午前7時10分頃、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂(かんさか)の涸沢(からさわ)岳(3110メートル)で、防衛大学校(神奈川県横須賀市)山岳部のパーティーから「2人が滑落した」と110番があった。約2時間後に岐阜県警が2人を発見し、ヘリコプターで収容したが、既に死亡していた。県警高山署によると、死亡したのは同大2年の沢辺元俊さん(19)と、引率していた山岳部顧問の陸上自衛官小林剛士さん(29)。西尾根の標高2200メートル付近から沢辺さんが誤って谷へ滑り落ち、捜索していた小林さんも滑落した。2人は頭を強打したとみられる。パーティーは学生と引率の計9人。春合宿で北アルプスを訪れていた。 山形、新潟県境付近の飯豊(いいで)山(2105メートル)では4日午後1時頃、スキーウェア姿の男性が倒れているのを山スキー客が発見し、山形県警が5日朝、ヘリで収容したが、死亡が確認された。同県警小国署によると、