大学生活における学費などを貸与・給与してもらう仕組みの「奨学金」。その奨学金に係わる詳細な情報の不足感を覚える高校・大学生は約2/3に、貸与型奨学金に関して返済への不安を感じている人は8割近くに登っていることが、神奈川大学が2015年9月に発表した、奨学金と給費生制度に関する調査(高校生・既卒生・大学生と、高校生・既卒生・大学生の子供を持つ親それぞれに対しインターネット経由で2015年7月31日から8月6日にかけ実施。有効回答数は1000件。有効回答から子供・親が均等割り当てになるようにランダム抽出)の結果から分かった。 今調査対象母集団のうち高校生・大学生に、奨学金制度に関する情報が不足しているか否かを2択で尋ねたところ、不足しているとの回答をした人は66.2%に達した。学校では相応な情報提供をしており、昨今ではインターネットにアクセスできる環境があれば十分以上の情報収集ができるはずだが