サッカーのワールドカップ(W杯)の組み合わせ抽選会で司会を務めていた女性の衣装が問題だとしてイラン国営放送が中継を中断したことが論議を呼んでいる。ブラジル紙「フォーリャ・デ・サンパウロ」が伝えた。 司会者の女優フェルナンダ・リマさんは6日の抽選会で胸元の開いた、やや露出の多い衣装で登場した。抽選会の模様は世界各国で中継されていたが、イランではイスラムの規律が厳しく、イラン国営放送は「彼女の衣装は我々の指針に合わない」として放映を中断した。 同紙によると、リマさんはインターネット上でイラン人からかなりの批判を受けたという。一方で、「誰もが好きな衣装を着る権利がある」と彼女を擁護する意見もあり、イラン人の間でも賛否両論が飛び交っている。2大会ぶり4回目の出場となるイランはアルゼンチンなどと同じF組に入った。