トップ > 国際 > 速報ニュース一覧 > 記事 【国際】 マグロとトラで「日中が『取引」 “虎の威”を借り大差で否決 2010年3月23日 07時35分 【ドーハ=内田康】カタールの首都ドーハで開会中のワシントン条約締約国会議で、大西洋・地中海産クロマグロの国際取引を全面禁止するモナコ案が委員会で否決された背景に、中国との“共闘”があったことが二十二日、交渉関係者らの話で分かった。日本側がアフリカなど途上国に強い影響力を持つ中国の集票力に期待して協力を要請、逆に中国側は欧州連合(EU)のトラ規制案に反対するよう求め、日中の「取引」が成立した。 同会議の第一委員会がモナコ案などを審議中の十八日午後、別室の第二委員会は、EUのトラ規制案が議題になっていた。 中国内にはトラ・ファーム(トラの牧場)が各地にあり、約五千頭が飼育され、五千頭に届かない世界の野生トラを上回る。トラの骨などを利用した漢