漢から唐の間に、古代インドのチェス「チャトランガ」が中国南岸の国際貿易港に伝わった。日本に伝来した将棋は「東南アジア型」のチェスにあたる。「東南アジア型」のチェスは「象=指揮官が乗ってる駒」だとされたが、国際貿易港があった中国南方ではエレファント(象)もジェネラル(将)も、同じく「ツィアン」と発音されてたことが分かった!中国でよく使われる「象棋」、日本の「将棋」は、中国南岸の国際貿易港で「ツィアンギ」(象棋=将棋)と名付けられたものだった。「ツィアンギ」は平安時代以前の日本に伝来して、現在の将棋になっていく。一方、中国では唐の次の北宋時代に「ルールの大改革」が起こり、シャンチー(象棋)という新しい象棋が生まれた。朝鮮半島、現代ベトナム、琉球王国もシャンチー系統の象棋を使っていた。そして中国王朝の外の日本とタイには、古いタイプの将棋(チェス)がそのまま残ることになった。