今回も、前々々回、前々回、前回に続き、新疆ウイグル自治区で人々を強制労働させることで生産されているとしか考えられない素材が、世界中のアパレル企業によって、私たちの着る衣類に使われていることについての報告を報じる記事から。 最初の回(前々々回)で説明したように、何らかの報告についての報道記事では、前半でまずその報告の内容を端的にまとめたあと、後半で当事者や当局者に取材して得られたコメントなどを記載するのが基本形である。 今回はその後半部分から、当事者、つまりこの報告書で名前を上げられている企業がこの報告を受けて語ったことを書いている部分から。 ちなみに、この報告にある問題企業のリストは下記。出典はこの報告を行った人権団体連合体のプレスリリース(2020年7月23日付)である。 https://enduyghurforcedlabour.org/news/402-2/ https://endu