茨城県つくば市にある農業の研究機関「農研機構」が開発したぶどうが、中国で栽培されていることが機構の調査でわかりました。 機構では、開発者の許可が必要な品種登録を海外でも進めることで、許可を得ない栽培の拡大を防ぎたい考えです。 このぶどうは、つくば市にある国立研究開発法人の「農研機構」が14年前に高級品種として開発した「シャインマスカット」で、種がなく皮ごと食べられます。 機構によりますと、去年7月、このぶどうが中国で栽培されているという情報が寄せられ、現地調査を行ったところ、葉の形などからこの品種であると確認しました。 さらに詳しく調べた結果、平成19年から5年間で、少なくとも8つのルートで、この品種の苗などが中国に持ち出され、中国の24の地域で栽培されているということです。 機構は、日本国内でシャインマスカットの種や苗を使用したり、海外に持ち出したりする際に開発者の許可が必要となる品種登