【長文です】 1995年3月20日に起こった地下鉄サリン事件…オウム真理教が起こした未曾有のテロでした。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に、今もなお、PTSDなどの後遺症で苦しむ方々の症状が少しでも改善しますようお祈り申し上げます。...
【長文です】 1995年3月20日に起こった地下鉄サリン事件…オウム真理教が起こした未曾有のテロでした。お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に、今もなお、PTSDなどの後遺症で苦しむ方々の症状が少しでも改善しますようお祈り申し上げます。...
「オウムの科学を解明せよ」。無差別テロ、地下鉄サリン事件の捜査で、こう命じられた元科学捜査官が、事件から26年となる中、捜査の秘話を明かしました。サリンの生成に関わった元死刑囚との間で“化学式の対話”が行われ、捜査が進められていたことが分かりました。 取材に応じたのは、元・警視庁科学捜査官で、医学博士の服藤恵三さんです。 平成7年3月20日に起きた地下鉄サリン事件では、14人が死亡、およそ6300人が被害に遭いました。 当日の朝、服藤さんは、地下鉄にまかれた液体をサリンと鑑定しますが、その後、押収された実験ノートを分析したことで事件捜査に関わるようになりました。 ノートには、サリンを示すとみられる「サッチャン」という表記や、物質の沸点や融点、凝固点の測定値が記されていました。 数値は文献に記されたものとほぼ一致し、サリンを作っていることをうかがわせるものでした。 「オウムの科学を解明せよ」
日本を震撼させた一連のオウム真理教事件から約30年、教団幹部7人の死刑が執行された。そのうちの1人である中川智正元死刑囚と個人的な交流を続けてきた台湾出身の毒物学の権威、米コロラド州立大学のアンソニー・トゥ(杜祖健)名誉教授(88)が、筆者の取材に応じ、最後の面会時の様子などを明かしてくれた。 「先生もお元気で」 最後の面会は今年4月、中川元死刑囚が東京拘置所から広島拘置所へ移送されて間もなくだった。当時から移送は死刑執行の準備のためだろうと見られていたが、トゥ教授がこう振り返る。 「中川元死刑囚はいつも私が来るのを楽しみにしているようでした。私も彼からサリンやVXガスの実際の製造法や利用法について話を聞けることは、専門家として有難いことだった。死刑執行が近いことは彼も予想していたようですが、この時も過去の面会時と同じく死刑を怖がっている様子はありませんでした。『先生もお元気で。これが最後
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