ツキノワグマの捕獲に向かった研究者が体験した“恐怖の6時間” 「大型哺乳類研究者の死因ナンバーワンは…」 から続く 【写真】この記事の写真を見る(2枚) 日本にいると、クマの死体を見ることなんてほとんどないし、ほかの動物に捕食されることもまずありえない。しかし、海外ではクマが捕食される生態系が築かれている環境もあるという。はたして、クマをも捕食してしまう動物とはなんなのか。 ここでは、25年間にわたってクマの糞を拾い続け、ツキノワグマの謎に包まれた生態を明らかにしてきたクマ博士・小池伸介氏の著書『 ある日、森の中でクマさんのウンコに出会ったら ツキノワグマ研究者のウンコ採集フン闘記 』(辰巳出版)の一部を抜粋。ロシアで行ったフィールドワークのもようを紹介する。(全2回の2回目/ 前回 を読む) ◆◆◆ ロシアのクマはトラに食われる!? 海外調査といえば、2012年から始まったロシアでの調査