山形大のリチウムイオン電池研究開発施設「xEV飯豊研究センター」(山形県飯豊町)で、センターの責任者を務める50代の男性教授によるパワーハラスメントを理由に職員が相次ぎ退職した問題で、大学は23日、教授を賃金の半日分の減給とする懲戒処分にした。 大学は、教授が職員4人に対して「無能で非常識なお馬鹿さんへ」とメールを送ったり、「偏差値40以下」と暴言を浴びせたりしたことを認定。「大学教員として著しく品格と適格性を欠く行為で、本学の名誉と信用を傷つけた」としている。教授は事実関係を認めているという。 小山清人学長は「大変遺憾で被害者、学生らにおわびする」とのコメントを出した。