宿舎近くの階段を上ってトレーニングをする豊ノ島関(右)=29日午前、愛知県犬山市の成田山名古屋別院、小泉耕平撮影 大相撲の名古屋場所に向けて本格的な準備が始まった29日、賭博問題で謹慎が決まった力士や親方らが名古屋市周辺の部屋宿舎で、朝げいこに参加した。賭博問題を検証している特別調査委員会は当初、名古屋入りを認めないと説明していたが、この日になって容認する方針を発表。処分は早くも骨抜きになった。 愛知県犬山市の時津風部屋では、解雇を含む懲戒処分が決まった時津風親方(36)=元幕内時津海=がまわし姿で指導にあたり、謹慎休場が決まった幕内豊ノ島関(27)もけいこに参加。時津風親方は「場所に向けて、精いっぱいやることはやる」と語った。 愛知県扶桑町の境川部屋では、ともに謹慎休場の幕内の豊響関(25)、豪栄道関(24)がけいこをした。愛知県一宮市の佐渡ケ嶽部屋では、除名や解雇の処分となる大関