大阪府の橋下徹知事が大阪湾岸への誘致に意欲を示すカジノの実現可能性を探る「大阪エンターテイメント都市構想推進検討会」(座長=橋爪紳也・府立大特別教授)が9日、府庁で初会合を開いた。 地域経済への効果や治安への影響などを分析し、国や府民の理解を高めていくのが狙いだ。 検討会は、学識者や旅行業界の代表、PTA関係者ら計11人で構成。年内に計4回の会合を開き、その後も協議を続けるという。府が実施する府民アンケートの結果なども検証する。 橋下知事はあいさつで「政治家の目を覚まさせてカジノをやるとなれば、絶対に大阪誘致を実現する。観光客を呼び込み、(行政に)あがったお金は教育、福祉、医療に回して住民に還元したい」と熱弁を振るった。 各委員からは「大阪を元気にするのは大事だが、子どもの健全育成への配慮が必要だ」「検討会で方針を出しても、国が動かないなら意味がない。可能性をきちんと検証すべきだ」などとの