印刷 大畠章宏国土交通相は7日、来年に国から大阪市へ管理権限を移管することで大筋合意していた御堂筋(国道25号、約4キロ)について、移管時期を来年4月1日とする方針を表明した。平松邦夫市長と同市内で会談し、正式に伝えた。 国は2014年度中に直轄国道の一部を自治体に移管する方針だが、御堂筋と周辺の街づくりを一体で進めたい市側が前倒しを求めていた。大畠氏は早期移管について「地域を知る市の管理下に置く方が地方分権の一環としてふさわしい」と述べた。年間約8千万円の維持管理費は14年度まで市が負担し、その後は国に財源移譲を求めるという。 市は9月、街路や町の活性化を目指すイベント「御堂筋デザインストリート」を開く。平松氏は「市民の声を積極的に取り入れ、御堂筋を世界に愛される通りにしたい」と述べた。(坪倉由佳子)