スカイマークは1日、経営再建中の日本航空の退職者を対象に、2013年までに計約470人を採用する計画を発表した。 日航は更生計画で今年度中に約1万6000人の削減を盛り込んでおり、再就職先を求める退職者にとって有力な受け皿になりそうだ。 スカイマークはパイロット約120人、客室乗務員約300人、整備士約50人を採用する。専門知識が必要な職種で経験豊かな人材を採用し、即戦力にする考えだ。14年度をめどに国際定期便の参入を目指し、12年中に国内線の航空機を現行の1・5倍に増やすなど、将来の事業拡大に備える。 採用したパイロットの一部は、4年後をめどに導入を計画する仏エアバス社の世界最大級の旅客機「A380」に振り向ける予定だ。