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書評と小説に関するtimetrainのブックマーク (6)

  • オーウェル『1984年』序文からわかる、ピンチョンのつまらなさとアナクロ性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    Executive Summary トマス・ピンチョンのオーウェル『1984年』序文は、まったく構造化されず、思いつきを羅列しただけ。何の脈絡も論理の筋もない。しかもその思いつきもつまらないものばかり。唯一見るべきは、「補遺;ニュースピークの原理」が過去形で書かれていることにこめられた希望だけ。だが、考えて見れば、ピンチョンはすべて雑然とした羅列しかできない人ではある。それを複雑な世界の反映となる豊穣な猥雑さだと思ってみんなもてはやしてきた。だが実はそれは、読者側の深読みにすぎないのかもしれない。そしてその深読みが匂わせる陰謀論が意味ありげだった時代——つまり大きな世界構造がしっかりあって、裏の世界が意味をもった60-80年代——にはそれで通ったのに、1990年代以降はもっと露骨な陰謀論が表に出てきてしまい、ピンチョン的な匂わせるだけの陰謀論は無意味になった。それがかれの最近の作品に見られ

    オーウェル『1984年』序文からわかる、ピンチョンのつまらなさとアナクロ性 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • ホームズがクトゥルーの古き神々と遭遇する大胆不敵なマッシュアップ──『シャーロック・ホームズとシャドウェルの影』 - 基本読書

    シャーロック・ホームズとシャドウェルの影 (ハヤカワ文庫FT) 作者:ジェイムズ ラヴグローヴ早川書房Amazon映画も含めたシャーロック・ホームズ関連作品はコナン・ドイルによる正典の他に数多くのパスティーシュ、クロスオーバー、二次創作で溢れかえっているが、その流れに新たに連なっているのが『シャーロック・ホームズとシャドウェルの影』だ。ラブクラフトによって打ち立てられた巨大な世界「クトゥルフ神話」、そしてそこに現れる古き神々とホームズが出会う様を描き出す、大胆不敵なマッシュアップである。 ホームズの持ち味といえばその鋭い観察眼と明快なロジック、腕っぷしが必要になるときはバリツによって事件を解決に導いていくところにあるが、クトゥルーの神々には当然ながらロジックもバリツも通じない。理屈が通じない神々と出会った時、ホームズとワトソンはどのような反応を返すのか──!? と、正直座組を聞いた段階でワ

    ホームズがクトゥルーの古き神々と遭遇する大胆不敵なマッシュアップ──『シャーロック・ホームズとシャドウェルの影』 - 基本読書
  • Togetter - 国内最大級のTwitterまとめメディア

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  • The Red Diptych

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    timetrain
    timetrain 2013/04/18
    ガリバー旅行記もそうだけど、序盤をダイジェストにした子供向け本だけで止まってるって例が多分多いはず
  • 官能小説よりもエロい? 女流作家たちのセクシー文学ベスト5 | ダ・ヴィンチWeb

    いわゆる「官能小説」として売られていない小説にも、実は官能小説以上にセクシーな表現や内容の文学がたくさん存在することはご存知だろうか? それは、第一線で活躍する小説家の代表作と呼ばれる作品の中にも存在しているのである! 今回は、日の女流作家のドキっとするセクシーな作品を紹介する。 『ダブル・ファンタジー』村山由佳 文春文庫 上・下 各520円 ※電子書籍をみる ※レビューを読む 「脚の奥、おなかの奥の奥、自分でも手の届かない最奥で、結び目がひとつ、またひとつと、とめどなくほどけていくのがわかる。――」。35歳の脚家・奈津は夫の抑圧から飛び出し、様々な男と関係を持ちながら自らの官能をつきつめていく。女なら誰もが抱える性の秘密をあますことなく掬い取った描写は凄いの一言。文壇に衝撃を与えただけでなく、多くの女性から喝采を浴びた、三冠受賞作品。 『私の男』桜庭一樹 文春文庫 680円 ※電子書

    官能小説よりもエロい? 女流作家たちのセクシー文学ベスト5 | ダ・ヴィンチWeb
    timetrain
    timetrain 2012/10/31
    村山由佳先生、遠くへ来たもんだ。デビュー作からそういうところはあったにせよ
  • 「千夜一夜物語」はスゴ本

    「死ぬまでに読みたい」シリーズ。 「あたり」に出会うと、ずっと読み続けたい、終わらなければいいのに……と思うことはないか?ページを繰る手ももどかしいのに、ページが尽きるのを惜しむ、矛盾した感情。「千夜一夜物語」別名「アラビアンナイト」は、まさにその鉄板の面白さ。誰が読んでも面白いという点では、古今無類であり、読む人の心を喜ばせ、高め、慰める力を持っている。 しかも、バートン版。「千夜一夜」は多くの人が編さん・翻訳しているが、なかでも一番エロティックでロマンティックでショッキングな奴が、バートン版なのだ。淫乱で野卑で低俗だという批判もあるが、その分、意志の気高さや運命の逆転劇が、いっそう鮮やかに浮かびあがる。妖艶な表紙からして子どもに見せられないし、残虐だったりドエロだったり萌えまくる描写が山とある。これらは、人性のドロドロの濃淡・陰影をつけるための淫猥ではないかと。 物語のバリエーションは

    「千夜一夜物語」はスゴ本
    timetrain
    timetrain 2011/10/26
    うわあ、死ぬまでに読みたいシリーズの中でも最大級の破壊力のが来たわ。確かに子供向けではなくストレートにぐりぐり描いたバージョンで読みたい。イスラムって凄いよなと振り返る。
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